ランス10感想 ランスシリーズ

ランス10 延長戦04 はじめての「ゼスで魔人退治2」前編

  
  

投稿日:2018年7月1日





「延長戦」は、最新のプレイ感想のほか、“書きそびれていたけど改めて感想を書きたい”記事がごちゃ混ぜになっている。
メディウサ単体討伐シナリオをクリアしたのは、5月だったか4月だったか……。
既にそれすらあやふやな、かなり前の話だけれど、メッチャメチャ良かったので「語りたい」と強く思い続けていた。


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意


 
 
 
 
 
 
 








今回の目的は、“運命の女 マジック”カードを入手すること
つまり……ゼスを二枚抜きではなく、ガルティア討伐のみで放置でもなく、作戦クエスト「ゼスで魔人退治2」をクリアする、ということだ。

その前準備として、まずはガルティアを通常ルートで倒しきる。
何気に、このルートを通ったのは初プレイ以来くらいかもしれない。
メチャクチャ久しぶりだ。















ゼスで魔人退治1の通常ルートは、単純にストーリー展開が面白い。
ランス10の魔人討伐シナリオはどれもこれも出来が良くて、とても楽しめたけれど、個人的にはゼスがナンバーワンかもしれないな。
物凄く悲惨で、苦しかったり辛かったりして、それを乗り越えてハッピーエンドを掴もうとするシナリオというものは、やはり人の心を惹きつける。

そして、苦しいばかりではなく、コメディもたっぷり盛り込まれているのがランスシリーズの良さ。
ガルティア退治ではカオスが(ある意味)輝きまくり、クルックーも生き生きとしている楽しいクエストでもあった。
ガルティアの最期は少し残念でもあったけれど、それすらIFルートでは引っ繰り返せるというのが何より燃える。











通常ルートでは苦しみながら足掻く物語が、IFルートではフラグをぶち壊してハッピーエンドにしてしまう爽快さが、それぞれ描かれているように思える「ゼス編」。
その点が特に目立っているのが、メディウサ単体討伐ルートである「ゼスで魔人退治2」、だ。











嗜好やプレイ方針は人それぞれだし、私は私の考え方を押し付けるつもりはないことを前置きしたい。
あくまでも私個人の“好きなゲームの遊び方”としては、用意されたテキストはやる気が続く限りは全部読みたい、と思っている。

鬱ルートや絶望ルート、バッドエンド的なものは、乗り気でない時に無理に読もうとはしない。
しかし、そういったルートでしか描かれない“シナリオの面白さ”、“キャラクターの深み”も存在すると私は考えている。











そういったわけで……「今日はわりと元気だし、メディウサ単体討伐してみっか!」という感じで、挑戦してみた。

メディウサルートで誰が死ぬのか、誰がユニットとして活動不可能になるのか、といったネタバレは私は既に知っている。
だが、シナリオの内容や細かい部分については、できるだけネタバレを避けていたため、詳しくは知らない身だった。















冒頭で起きる、いきなりの衝撃的すぎる展開。
覚悟はしていたけれど、やはり実際に見ると凹む。

しかし、魔法ビジョンの光景と同じくらい驚いたのが、ランス本人の反応だ。
あのランスでさえ、「…………ッ」と息を呑んで、シィルたちの声すら耳に入らないまま、映像に釘付けになっている。
その瞬間のランスの心理描写はあまり多くはなく、プレイヤーとしては“察する”ことしかできないが……伝わってくるものは、たくさんあった。















カオルもウィチタも、ランスにとっては「大事な女」たちだ。
彼女たちの命と尊厳を踏み躙られた事実に、ランスが怒るのは当然だった。想定の範囲内でもあった。

しかし、彼女らと同じくらい、ガンジーの死に対しても、ランスは衝撃を受けて、静かな怒りを抱いていた。
シリアスで、重く苦しく辛い場面だった。だが同時にランスが格好良くて、ランスが三人に向けていた情の深さを感じさせる、名シーンでもあった。











ここにて、私視点では超久しぶりのヌヌハラ図鑑解説。
ずっと私のデータでは空白状態になっていた、メディウサ情報がようやく埋まった。

アレフガルドの執事技能の高さを前に、ヌヌハラさえも白目不可避。
この世界の執事とかメイドとか忍者とかはマジでヤバい。
ビスケッタさんや鈴女を見ていればよくわかる。あの二人ですらLV2だしな。鈴女はくのいちならLV3だけれど。
かなみ……元就……ウズメ……ブツブツ。















メディウサの嗜好以上にアレフガルドの存在が大問題。
一度狙われたサテラが逃げ延びた、ってのが普通にスゴイ。というかメガラスがスゴイのかな。
仲間も助けるし敵の情報も掴んでくれていたし、ともかくメガラスの有能っぷりと良い奴っぷりがランス10では細かに描写されている。
こんなん、追加欲しくなるに決まってるやん……。















ガンジーの死。それもあんな、酷過ぎる姿をさらされての死を目にして、一般国民はもちろん、ゼスの上層部も相当なダメージを負っていた。
完全に心が折れた者もいるだろうし、しばらくは立ち直れない者もいる。

そんな中で、驚くほど冷静に「見える」マジックの姿が、どこか不穏。
隣にエロピチャが居るのは、まず間違いなく、マジックを心配しているからだろう。
しかしマジックはエロピチャや周囲の気配りに甘んじることなく、弱音すら吐かず、落ち着いている……ように、見せようとしていた。















いつも前向きで冷静沈着なウルザでさえ、ランスの前ですら顔を曇らせる。
わりと自由人で豪胆なカバッハーンですら、「四将軍」としての能力と権威で周囲を鼓舞する役回りを担わざるを得ない。

誰もが国王の死にダメージを負って、それでもそれぞれのタイミングでなんとか持ち直して、動こうとしている。
弱くても強く、魅力的な人々ばかりだ。良い国だ。















そんな中で、やはり一番深く傷付いているのはマジックだった。
司令部では冷静に振舞っていたけれど、ランスが出陣するとなっただけで簡単に崩れてしまう。
危ういくらいに不安定になり、恐怖に心を支配されつつあった。















ゼスの仮首都に攻め込む魔軍を退けたのは、“ザカリテ”という名の悪魔。
そこまで超ピンチ、というわけでもなかったが、楽を出来たのはありがたい。

……とはいえ、悪魔が絡んでいるとなると、きな臭いのは間違いない。
“ザカリテ”はゼス王家が保有する悪魔とのことだが、正直嫌な予感しかしなかった。















ここのマジックの表情が、既に怪しかった。
出発前はあんなに激しく取り乱して、情緒不安定だったマジックが、この落ち着きよう……。
素直に笑顔を見せるのも、スシヌのことを改めてランスに頼むのも、どこか「らしく」ない。
信じている、と笑ったマジックはかわいかった。だからこそ、心配で心配で、たまらない。











マジックが何を考えているのか、どんな覚悟を決めたのか。
それは、既にプレイヤーにはほぼ察せられている。

「馬鹿なことを」と思うし、それだけ追い詰められているのなら「仕方がない」と同情もできる。
短慮で、拙くて、一人勝手に暴走してしまったマジックは、本当に心身ともにボロボロだったのだろうと思う。
父を亡くして、しかもあんな形で死ぬ姿を見せつけられて、ショックを受けないわけがない。絶望しないわけがない。
もう二度と、大切な人をこれ以上失いたくないと、そのためならどんなことでもすると自暴自棄になっても、仕方が無いよな……。

マジックの行動についての感想は人それぞれだろうけれど、私個人は、無茶苦茶同情したし悲しかった。
神視点では考えの浅い、愚かな行動だったけれど、それでもマジックは一生懸命だったんだよな。
必死にランスやスシヌを守ろうとしたんだよな。もう家族が死ぬ姿を見たくなかったんだよな……。











命と引き換えに悪魔との契約を成し遂げようとする、マジックを止めなければならない。
そんなこと絶対にさせてはならないと、マジックを追いかける道中……リズナとランスの何気ない会話が、胸に刺さった。
この後の展開を知っているからこその、心苦しさ。ああいった展開になるからこその伏線というか、「わざと」会話を挟んだといってもいい。
その演出に、私は見事に踊らされてしまう。だって……だって、こんなん……辛すぎる……。

ランスは変わらない。この先も、変わらなかった。最後まで、ランスはリズナを離さなかった。それをリズナも望んで、喜んでいた。
ずっとずーっと、マジックもリズナも、「ランスの物」だった……。とか考え始めると、悲しいのか辛いのか嬉しいのかわからなくて、また長文語りを始めてしまうのでこのへんでやめておこう。















パセリもまた、ザカリテの甘言に乗ってしまった王のひとりだった。
その後、多くのゼス王が、同じ過ちを繰り返してしまっていた。

だが、彼らが交わした契約の中には、妙なものが含まれている。
その矛盾に気付いたのはウルザだった。さすがウルザは今日も頼りになるイイ女。















はい・論破!!

マジックが抗っている間にギリギリで追いつき、悪魔の矛盾を突くことで解放成功。
無事に顔デカ悪魔をバコーっとぶん殴ることができた。やったぜ。

そしてこのシーン、「スシヌにだけは手を出させない」と本気でぶつかるマジックが格好良くてまたちょっと私は泣いた。
娘を身体を張って守る、“母親”してるよ……。まだ若いし自信もないし、巧くいかないことだらけでも、マジックは本気で娘を愛しているし、自分の全てを賭けてでも娘を守ろうとしている。
そんなマジックの成長と努力と不器用に抗う様に、全俺が普通に超感動した……。
改めて言うけど……俺、ランス10で、マジックのことが今までより何倍も好きになった……。

























ボロッボロに感動しながら、「運命の女・マジック」をゲットした。
リーダー配置効果“サボり厳禁”は、自動戦闘を通常戦闘に強制変更するという最強のチートスキル。
ゲームのジャンルが変わる部門、村人に次いで2位(俺判定)。

カード収集、レベル上げ、難易度上げetc、様々なやりこみに必要不可欠なカード。
しかし今回は、あくまでも“運命の女実績”のためにゲットしただけだ。
関連カードにリアが居るの、俺的にちょっと萌え。


次回>>「延長戦05 はじめての「ゼスで魔人退治2」後編


 
 
  
  

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