ランス6感想 ランスシリーズ

ランス6 プレイ日記077 歩けなかった少女

  
  

投稿日:2018年12月22日


 
 

ランス6における今までのウルザは、涙を流したり項垂れたり、憂いを帯びた表情で俯いてばかりだった。
可憐な“深窓の令嬢”とでもいえるような雰囲気で、大人しくて弱々しい姿ばかりが目立ち続けた。

だがそれも、もう終わる。
ウルザの弱さが終わると同時に、ストーリーも大きな転換期を迎える。
ランス6という長く壮大な物語は、ついに後半……いや、終盤に入っていく。
 
 
 
 
※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります

 
 
 
 

ある男の死

 

 
 

 
 

はぐれてしまったアルフラを探して、燃える里の中を彷徨う。
度々人影は見かけるけれど、悲しいかな死体ばかりだった。
名前付きのキャラの明確な死は描かれていないけれど、多くが亡くなったのだろうな……。

そんな中で、パットンが「なんか変じゃないか?」と言い出した。
里を襲ったモンスターの動きが、やけに組織立っている。
そのあたりをウロついている雑魚は、適当に暴れ回るばかりで、それはそれで厄介ではあるけれど対応はし易い。しかし今回の件は、妙に知的というかなんというか……。

 
 
 
 

 
 

 
 

ウルザの屋敷の前まで辿り着いて、まず見つけたのはモンスターの死体の山。
一体誰が……というランスの呟きに、「父ですね」と真っ先に答えたのはアベルトだった。

ダニエルの武器である鉄球や特殊な形状をしているし、傷跡も一風変わっている。そのため、一目でわかったらしい。
そもそも、こんな場所でこれだけの敵を倒すだけの腕前を持った人間は、アイスフレームに少ないだろう。
ダニエルくらいか。もしくは、“彼女”にやる気と元気があったならば……。

 
 
 
 

 
 

 
 

少し離れた場所に、立ち尽くすダニエルの姿を発見した。
周囲に人はおらず、彼ひとりだけだ。
慌てて駆け寄り、事情を尋ねるも……既に、彼は言葉を発せる状態ではなかった。

立ったまま動かないその姿に、まず思い出すのは武蔵坊弁慶の立ち往生。
だが、様子こそ似通ってはいるけれど、違う部分は多い。

プレイヤー目線では、最後に見たダニエルは、ウルザに決断を迫りながら戦い続ける姿だった。
そして、今ここにいるダニエルは、胸に大切なものを抱き入れたような姿勢のままで、息絶えていた。
プレイヤーにも明かされない、『その間』が存在したのは明らかだ。おそらくはウルザしか知ることのない、真の最期があったのでは……とも思える。

 
 
 
 

 
 

 
 

壮絶な最期を迎えたであろう姿でありながらも、ダニエルの表情は穏やかだった。
それを見たアベルトは、「いい事あって死んだのかなーって……」と語った。
おそらくそれは、当たっている。

空っぽになっていた腕の中に、ダニエルは最後に誰を抱いて守っていたのか……。
そして、どんな『決断』を、彼女は下したのか……。
まだはっきりとした答えは提示されてはいないが、プレイヤー目線でも、色々と察することはできる。

 
 
 
 

 
 

 
 

父を失ったアベルトを気遣うロッキー。
ロッキーは仲間の中でも古株だ。アベルトともダニエルとも、比較的関係が深い。

一方のアベルトは、表情だけはいつも通り、穏やかに振舞っている。
しかし台詞に三点リーダが多いあたり、内心ではそれなりに動揺しているのでは……とも思える。


ダニエルはおそらく、満足の中で逝ったのだろう。残された者にとってはショックだが、それでも苦痛や悲哀のままに逝くよりは、ずっと良かったのだとも思う。
しかし、だからといって、残された側が完全に割り切れるはずもない。家族、または家族のように大切だった者が逝ったならば尚更だ。

ダニエルの死を、シィルやロッキーはハッキリと言動に出して悲しんだ。
だが彼の死は、ウルザはもちろん、今でこそ平然としているように見えるアベルトにとっても、表面的な振る舞い以上の衝撃と感情の動きを生み出しているのではないだろうか?

 
 
 
 

立ち上がった女の子

 

 
 

 
 

ランス達と別れて、孤児院の子供たちを連れて避難していたマリアとサーナキア。
彼女たちにも、再びピンチが訪れていた。

子供の遅い脚では、そう簡単にモンスターを振り切ることもできない。
あっという間に囲まれて戦わざるを得なくなり、マリアとサーナキアは二人だけで皆を守るしかない状況に陥っていた。

マリアもやがて玉切れして、あと戦えるのはサーナキアのみ……という絶望的な場面。
サーナキアの想いと覚悟は美しいが、悲壮感に溢れている。

 
 
 
 

 
 

 
 

その時、サーナキアを狙ったモンスターを、誰かが攻撃して退けた。
あと一瞬遅かったならば、おそらくサーナキアの身体は二分されていた。本当にギリギリの場面だった。

サーナキア自身もマリアも、「えっ?」としか言えない状況下。
真っ先に、事態を正確に把握していたのは、他でもないキムチさんだ。

プレイ日記034 ウルザの過去」で、キムチさんが語ってくれた彼女自身の夢。信じていたこと……。

 
 
 
 

 
 

ボロボロのスカート、ところどころ破れたシャツ。
ボウガンとショートソード。
強く凛々しい眼差しに、スッと真っ直ぐな立ち姿。

今までランス6で描かれてきたウルザとは、まるで別人だった。
しかし、キムチさんにとってはよく知っている姿。そして最新作まで遊んだプレイヤーにとっても、一番馴染みのある雰囲気。

ついにウルザが、“立ち上がった”瞬間だった。

 
 
 
 

ウルザ・コレクション

 

 
 

 
 

『ウルザ・コレクション』の時間だァーッッ!!  
 

『ウルザ・コレクション』とは、ウルザ立ち上がり記念を祝して、ランス6のウルザから最新のウルザまで並べて見てみようという企画だ。
さすがに全パターン網羅は大変なので、そのあたりはユルめにいく。


まずは本作、ランス6のウルザ立ち絵3種類を並べてみよう。
ちょっとフライングして、戦闘服も並べてみる。正面寄りかやや斜めかという角度の違いもあるけれど、やはり立つ前・立った後の雰囲気は全然違う。

最もレアなのは、私服&凛々しいバージョンだ。私が一番好きなバージョンでもある。
戦闘服も良いけれど、やっぱ髪は下ろしている方が個人的にはタイプだな。

 
 
 
 

 
 

 
 

そして戦国・ランクエ・ランス10のウルザ。
衣装とヘアスタイルが明確に定まったのは戦国からだったのかもしれない。

こうして見てみると、戦国以降の格好は6での私服+戦闘服÷2って感じもするな。
6の戦闘服ベースで改良されていったイメージがあったけれど、襟元やパフスリーブ(?)は私服ベースに見える。
カラーリングも私服寄りで、彩度抑え目だ。6戦闘服はグリーンだが、戦国以降はカーキって感じ。

絵柄の変更&立ち絵がないためか、ランクエウルザの髪は少し短い気がする。
やや“ぱっつん”感も見受けられるように思う。
ブルマCGではもうちょっと雰囲気が違うので、顔グラフィック枠にバランスよく収めた結果なのかもしれない。

こうして歴代を並べて見てみると、面白いな。
ウルザはあまり変更がなかったイメージだったけれど、意外と細かく変化しているのが発見できて面白い。
他のキャラも毎回やっていけばよかったかな……。


 
 
次回>>「プレイ日記078 ゼス王の命令


 
 
  
  

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Author:SION
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