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FGO第二部 Lostbelt No.3 プレイ日記16 王と暗殺者

  
  

投稿日:2018年12月26日


 
 

中国、『シン』、始皇帝……と来れば、荊軻さんはまず間違いなく登場するだろうと噂されていた。
荊軻さんはメインシナリオでもイベントでも登場することはあっても、深く丁寧に掘り下げられる機会は、正直今までは少なかったとも思う。

ファンはやきもきしただろうし、『シン』が発表された時はドキドキしただろうし、配信前は期待と不安でたまらなかったのだろうな……と、傍から見ていても感じた。
私自身とてモチロン、荊軻さんというキャラクターに魅力を感じて彼女の活躍に期待していた人間のひとりだが、本気本域のファンに比べれば、まだまだ知識も認識も浅い身だ。そういう“分け方”をするのはあまり良くないことかもしれないけれど、それはまぁ置いておいて……ともかく、私個人の感覚としては、「荊軻さんが第三章で活躍するかもしれないのが、とても楽しみ」であると同時に、「荊軻さんの活躍に期待しているファンの緊張が伝わってきて、こっちも緊張してくる」みたいなのが、第三章開幕前の正直な気持ちだった。

そして結果は、こういった形だった。
期待と不安で緊張しきっていた荊軻ファンの皆さんがどういう感想を抱いたのか、私自身に全てを知ることはできない。好意的な意見を多く見たように思えるけれど、実際は人それぞれだったりもするのかもしれない。

でも、少なくとも私自身は、「とても良かった」と思った。
第三章。始皇帝と荊軻さん。荊軻さんの全てが、とても良かった。
我ながら語彙カラッポで恥ずかしいけれど、ともかく荊軻さんが美しくて格好良くて素敵で……今までより、もっとずっと好きになった。

 
 
 
 

始皇帝と荊軻

 

 
 

荊軻さんについて、現在に至るまで触れる素振りが一切なかった始皇帝。
その理由が、ここでようやく明らかになった。
荊軻さんの味方であるプレイヤー目線では腹立たしい言葉だ。
しかし確かに、現実はそんなものなのかもな。

荊軻さんは、暗殺に失敗したアサシンだった。
カルデアエースで描かれた物語では、『失敗した、だけではない』ところまで描かれていたが、それさえも始皇帝にとっては“数多起きた事件のひとつ”でしかなかったのかもしれない。

始皇帝が一目で気付かないのは当然。
「思い上がるな」という一言は非情に痛烈で、憎らしくて、しかし悔しいかな納得もできてしまった。

 
 
 
 

 
 

 
 

始皇帝の言葉は大胆で傲慢で、無茶苦茶だ。
それでも、時には汎人類史にとっての痛いところを突く。こちらが内心抱いていた後ろめたさや迷いを切り開いていく。

全て正しい、なんてもちろん思わない。
あくまでも始皇帝の価値観、始皇帝の作り出した中国異聞帯という閉ざされた世界での理論だ。
高い視点から正論じみた言葉を口にしても、基本的には強く恐ろしく孤高な暴君であることに変わりはない。

しかし個人的には、部分部分では、「なるほどな……」と思ってしまう部分もあった。
流されやすい小市民なワイは、それっぽいことを言われるとすぐに納得してしまいがち。

 
 
 
 

 
 

 
 

しかし、荊軻さんは揺るがない。
英霊となったことで得た広い視野、主人公達と汎人類史を歩んできたからこそ見えた希望をもって、始皇帝に見事に反論してみせた。

負け惜しみの大言壮語。
なんの確約もない大博打。
お互いに、決して認めることのできない在り方と世界。
どちらが良い、悪いと、判断できる者などはない。強いて言うならば、これからの戦いの結果で判断が下る。


刃を交わすのとは異なる、静かで熱い戦いともいえるようなシーンだった。
難しい言い方は、いくらでもできるのかもしれないけれど……ともかく、荊軻さんが凄く素敵で、メチャクチャ格好良かった。
荊軻さんが信じてくれるほど、実を言えば私自身は汎人類史に胸を張ることはできないのかもしれない。言い返せるだけの言葉も気迫も、決して持てないだろう。
強い言葉で全てをねじ伏せてしまいそうな始皇帝に対して、一歩も譲らず迷わずに、真正面から反論をした荊軻は本当に凄い人だと思った。心の底からかっけぇ……と呟くしかない。

 
 
 
 

 
 

 
 

……って、「格好良く反論してる」ことに惚れ惚れしていたら、それさえも本命のための餌だった!
異変と共に、一気に変わる空気。
静かで穏やかでピリッとした空気が一変して、何かが熱く燃え上がる。
ヒィ……なんて格好良いんだ。なんて素晴らしいシーンなんだ。

バグりながらも、ついに荊軻さんの名前を正確に思い出す始皇帝。
ダヴィンチちゃんに用意してもらっていた最後の策。
熱く吼える荊軻さん。

胸がいっぱいになって、二度三度と荊軻さんに惚れ直した。
こんな……こんな……良すぎる……(語彙零)。

“始皇帝を狙った暗殺者、荊軻”の物語として、最高かつ最上の舞台といって良いくらいだったのでは……?
いやこれ以上がある可能性もなくはないので断言は出来ないけれど、ともかくサイコーだったと私は心の底から思った。
序盤~中盤では荊軻さんの描写が控えめに感じられることもあったけれど、ここで一気に来た……。
間違いなく、スパルタクス&荊軻は中国異聞帯のダブルMVP。甲乙付け難し。

 
 
 
 

 
 

運命は繰り返された。けれど、決して無駄などではなかった。
彼女の言葉があり、彼女が戦ったからこそ、始皇帝は新たな視野を得た。
後にはっきりと、始皇帝自身も「荊軻との問答を経て気が変わった」と言い切るに至った。

スパルタクスの献身も、荊軻の戦いも、後に確かに大きな影響を与えている。
世界を変えるのは、最後はいつだって今を生きている人間だ。
しかし、その『最後』に向かって、人やサーヴァントや、たくさんの想いや行いが積み重なっていくんだよな……。
夢幻だけでは、ないんだよな。

 
 
 
 

臣下たちの最期

 

 
 

 
 

シャドウボーダーが置かれていた技術庁にて、待ち受けていたのは韓信。
始皇帝から任を解かれた以上、もう戦う理由はない……なんてわけには、いかなかった。
歪んだ笑い方の奥にあるもの、彼の本性を、陳宮やモードレッドたちはすぐに見抜いた。

始皇帝を前にしていた時の韓信は、あれでもなかり自制していたのだろう。
戦争狂いともいえるような、歪んだ感覚。ブッ飛んだ感性。
間違いなく危険な男ではある……が、これはこれで、面白い奴だとも思う。ちょっとアレなくらい、全然アリアリ!
今回はサーヴァントとしての参戦は成されなかったが、今後はワンチャンあるのだろうか?
実装待ちの男、陳宮に続きもうひとり追加。……といっても、陳宮より可能性は低そうな気もする。
肉弾戦は不得意っぽいし、超高性能バフ持ちの低レアあたりで実装に期待。
すごく面白い奴だったので、マジでいつか再会したいなぁ。

 
 
 
 

 
 

 
 

16体現れる敵エネミーは、傀儡兵と近衛兵で構成されている。
戦闘キャラ未実装の韓信が出てくることはなく、兵たちに特殊バフを撒くだけの役割だ。

傀儡兵と近衛兵は今まで登場した雑魚エネミーだし、大したことはない…… な ん て こ と は な い 。

メッチャ大変だった。スゲー疲れた。
回避&ガッツでクーフーリンもどきと化した近衛兵のチャージ速度がまずえげつない。
しかしそちらに手間取っていると、意外とHPが高い傀儡兵がこちらをゴリゴリと削ってくる。
アサシン&ライダーだからとアルターエゴを多めにしすぎると、被ダメがわりとキツくて辛かった。

戦闘メンバーには、できるだけ必中礼装を装備させておくこと。
強化解除のスキル等も、可能ならば用意をしておくこと。
できれば回復手段も欲しい……などなど、プレイヤーにとって優先順位は色々かな。個人的にはその3点に注意した。

想像以上に活躍してくれたのは、必中礼装を持ったクレオパトラ。
近衛兵相手には等倍だが、皇帝特権&黄金律によるHP管理&NP効率の良さがドンピシャでハマった。
クレオパトラの連射性能はマジでエゲつない。最高。抱いて。

 
 
 
 

 
 

 
 

韓信に続き、第二の壁!
メチャクチャヤベー奴、もうひとり参戦ッ!
 
 
コヤンスカヤがマジで嫌がっているのに草。
いや笑っている場合でもないのだけれど、わりとガチでトラウマになりかけている様子に、やっぱりちょっと笑ってしまうというか……。

 
 
 
 

 
 

 
 

始皇帝に最後まで使えた忠臣二人。
彼らの感覚は、秦良玉とはまた違う。
歪んでいて、真っ当には生き難い、少しずつ狂った男たちを『恩顧の鎖で縛る』ことを成し遂げた始皇帝は、やはりすごい人物だ。
そして、そんな彼らの主従の関係は、歪なんだけれど真っ直ぐで、なんだか格好良いなともやはり思う。

 
 
 
 

 
 

韓信は戦闘キャラが存在しなかったが、衛士長には専用グラフィック……!?
近衛兵のグラフィックの色違いや使いまわし、といった感じでもない。
そもそも立ち姿がなんか違う。なんかこう……スゲーやばい気がする。嫌な予感がプンプンする!

ここまで……何度もうっすら感じつつも、「いや、しかし……」と自分で否定して、却下し続けていた既視感。
それがようやく、ここで確信に変わる。

 
 
 
 

 
 

〇〇〇じゃねぇかッッ!!!!  
 
ぐだぐだ帝都では出なかったのが今になって……今になってッ……!
くっ……ぐぬぬッ……!
やっぱりこの色の塗り方、×××××ジャンッ……。
自分の中での第一印象を、もっと大切にするべきだった。自信を持つべきだったな。
今日も今日とて、某絵師は働きすぎ。

 
 
 
 

 
 

メッチャ興奮したし熱くなったし盛り上がった。
けれど、敵としてはメッチャクチャ強かったし辛かった。
無敵貫通&高速チャージはズルいって!

幸い、近代鯖の例に漏れず、デバフ耐性は低めの様子だった。
魅了やガンドで足止めなどしつつ、短期戦で勝負を決めたい。
フレンド三蔵ちゃんを全力で援護する、といった戦法でも十分イケる。

たまに回避もしてくるため、必中・貫通系の礼装やスキルの用意も余裕があればしておきたい。
私の場合、ミドラーシュのキャスターがドンピシャで活躍してくれた。メディアさんやオケキャスが活躍することも多かったと聞く。

 
 
 
 

 
 

敗北した二人。
しかしどこか晴れ晴れとした様子だった。
敵としては非情に強く、戦い辛く、メッチャ苦労はさせられた……けれど、やはりなんとなく憎めない男たちだ。

またいつか、カルデアでの召喚という形で再会できるかもしれない。それを楽しみにしている。
と同時に、もう二度と「この彼ら」とは会えないのだと思うと、やはりとても惜しくもあった。

 
 
 
 

扶桑樹を守る者たち

 

 
 

 
 

扶桑樹の目前で、再び虞美人と相見えることになった。
それ自体が、コヤンスカヤの狙いでもあったといえるだろう。
味方のような動きをしてみても、結局根っこは変わらない女狐だ。

扶桑樹のことを、コヤンスカヤは『空想樹メイオール』と呼んだ。
オロチ、ソンブレロ、メイオール……今までの空想樹の名前の連なりに、ホームズはここでひとつの考えに至ったが、詳しくは明かされぬまま、どんどん展開は進んでいく。

 
 
 
 

 
 

 
 

もう二度と項羽に戦ってほしくはない……それだけが、虞美人の願いだった。
それを理解したうえで、項羽は止まることができなかった。
ならばせめてお供させてほしいと虞美人は言って、最後にこうして再び主人公達の前に並んで立った。

項羽とも、虞美人ともそれぞれ既に戦闘はしてきた。特に項羽とは何度も戦った。
けれど、彼ら二人が並んで戦う姿を見るのは、これが最初で最後になった。


物語としても、戦闘の難易度としても、厳しい戦いだった……。
全体宝具が二人並ぶというと、剣豪最難関ともよく言われる黒縄&衆合地獄を思い出す。しかし少なくとも個人的には、あの時よりもキツかった。

ぐっちゃんのチャージが早いよ! 項羽の削りがエグいよ!!
久々に令呪使用も考える難敵だった。
苦戦して苦戦して、悩みに悩み……そして……ワイは、「あっ。フォーリナー入れてない」と気付いた。

男バサカにエウリュアレが強すぎるせいで頼りにしすぎて、逆にフォーリナークラスの存在を忘れる奴とかおりゅ?wwww
俺だよ。

 
 
 
 

 
 

アビゲイルを4番手に入れて再挑戦した結果、アッサリと無事に勝利できた。
虞美人&項羽戦では……フォーリナーを加えておくのが、オススメ戦法ダヨ……!


 
 
次回>>「プレイ日記17 異聞帯の人と民


 
 
  
  

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Author:SION
ゲームが好きだけど、特に巧くはない。
ネタバレ含めたゲーム感想、攻略記事を書きます。
楽しく前向き冷静にを心掛けていますが、たまにポエムを放ちます。

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