FGO感想 TYPE-MOON

FGOイベント 徳川廻天迷宮 大奥 プレイ日記12(完) 獣の知らない愛

  
  

投稿日:2019年4月22日


 
 

大奥イベント感想、最終回!  
 
書くタイミングが無かったので、ここで書こう。
「まだかなー?」中のカーマ…… メ ッ チ ャ ク チ ャ 萌 え た 。

それ! そ……それーッ!!
そういうとこだよ! そういうとこ、本当にあざとくてポンコツみがあって、ラスボスになりきれなくて残念な感じで……もう……最高にかわいいじゃねぇか……。
これには辛口桜評論家・ワイ氏もニッコリ。辛口は嘘。
 
 
 
 
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています

 
 
 
 

皆が信じた、春日局という女の強さ

 

 
 

 
 

第一階層や第四階層の『番外』での会話が、最後の最後になって伏線として回収される。
メチャクチャ胸が熱い。けど、あくまでも『番外』だったので、正規ルートを通るだけでは回収できなかったのが惜しい気もする。
プレイヤーの中には、番外をほぼ見ないままで最終決戦に突入した人も少なくないでは?
後から回収するのもそれはそれで楽しいけれど、やっぱり所見の「伏線回収気持ちイイ」感を味わえないのはちょっともったいないかも。

 
 
 
 

 
 

 
 

そして、今まで散々聞かされてきた『将軍と甘い女の声』のやりとりについて、最後の答え合わせ。
甘やかし全てを愛する“甘い女の声”は、彼女の弱さだった。
春日局の暗黒面、とはまた少し違う。そして、カーマによって歪められたのかというと、それもまた少し違っていたのだろう。

将軍を愛し、守り、慈しみ続けたいと思ったのは、彼女の「死の間際の弱さ」だった。
そして、今の彼女は、「皆が信じた春日局という女の強さ」で、その弱さを乗り越えて、塗り替えていく。

 
 
 
 

 
 

 
 

春日局の長いモノローグ。
そして最後に切られた啖呵の鋭さには、全身がビリッと痺れた。
これは格好いい。これは見惚れる。

今回のシナリオは文章のボリュームが多く、一歩違えば冗長気味になる部分も少なくはなかったのだが、その「ちょっと長く、装飾過多」な感じが最後の最後に見事に花開いた……というのが私の印象だった。
納得する。受け入れるしかない。
このシーンの春日局の格好良さは、長い前振りがあったからこそ生み出されたものだと私には感じられた。

 
 
 
 

花札の真実

 

 
 

 
 

更に『逆転』の流れは続く。
ここでついに、ようやく、やっと、“大奥花札”の正体など、今まで溜まりに溜まり続けていた多くの謎が解けていく。

花札の絵柄が“牡丹に蝶”だけだったことにも、ちゃんと意味があったか……!
これはやられた。家紋の流れは完全に印籠の方に思考を持っていかれていたので、マジで気付かなかった。
やーらーれーたー!

 
 
 
 

 
 

 
 

そんなわけで、やっと……やっと、やっと!!
イベントのシナリオも最後の最後、残り一戦しか残っていない今になって、ようやくイベントシステムが全解禁だ!!

燃えるけど!!!
もうちょっと早く知りたかった!!!
でもスゲー燃えた!!!
 
 
メッチャ良い伏線回収の仕方、最高のどんでん返しっぷりではあるのだが、どうしても少しだけ引っかかってしまうのは否定できない。
『最後に明かされる』というのがシナリオを構成する中で不可欠な要素だったのはわかる。
しかし、演出やタイミングをもう少し調節すれば、もう少しストレスを減らす表現方法にも出来たのでは?
……と、まぁ言うだけなら易い。でも、今回のイベントではちょっと引っかかってしまった。最終的にはメチャクチャ良かったからこそ、勿体なく思えた。


こう言ってしまうと元も子もないのだけど、今回の大奥イベントは、あまり『ゲーム向き』のシナリオ&システムではなかったのかもしれない。
ただただ自動的に進んでいく小説やアニメ、ゲームであってもミステリー要素のあるアドベンチャー等のジャンルの方が良かったように思う。

 
 
 
 

鼎の脚

 

 
 

話を本筋に戻そう。
『彼』の策だけは、完全にカーマの想像を超えていた。
「何かやってる(笑)」くらいには認識していたようだが、ここまで致命的な見落としをしていた自覚はカーマには無かった。

笑うな……。まだ笑ってはいけない……。
しかし改めて思ってしまう。
やはりカーマには、こういう表情の方が似合う。

 
 
 
 

 
 

 
 

そして、この男たち。
鼎の脚。家光を支えた三人の重臣。
彼らの考えと活躍もまた、私の想像を完全に超えていた。
期待以上、想定以上の展開。オールスター結集からの超絶胸熱かよッ……!
ズルすぎるだろう! 最後にメッチャ“持ってく”じゃん!!


『番外』でも名前は上がっていたけれど、まさかここに天海僧正が関わってくるとはなぁ……。
ミッチーすげーな。これまた想像していたよりずっとスゴくてワロタ。
今回のビースト事案、ミッチーがいなかったら詰んでた説。
すなわちミッチーは人理の英雄。

関連:「FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記06 敵の名は黒〇巣会

 
 
 
 

 
 

展開が熱い一方で柳生はどこまでも冷静かつ渋い。熱くも冷たい、の方が近いか。
どいつもこいつも格好良すぎてヤベーだろ……。今日から鼎の脚の箱推しで行きます。

信綱の裏切りには不審な点も多かったし、裏があるような気はしていた。だが、完全に想像を上回っていた……。
CMといい今までの言動といい、積み重ねっぷりがスゴい。間違いなく、今回のシナリオの主人公のひとりと呼べる男だった。

 
 
 
 

宇宙の中心で愛を叫んだ獣

 

 
 

 
 

カーマには、彼らの献身が理解できない。彼らの愛がわからない。
愛を与える獣でありながら、知らない愛があったとは……早くもボロが出てきた。

そんなカーマに、仲間たちはそれぞれの愛を語っていく。
マシュの保護者(自称)としては、特に良かったのがマシュの台詞。
いまだに愛を正しく理解しきれていないマシュ。ちょっと鈍感過ぎる気もするが、そんな純粋で汚れのない彼女が、「いつか愛が生まれ、誰かと分け合う」ことを、「輝かしい未来」と語ったのに、全俺の涙腺が熱くなった。
そうなんだよな……。マシュにはきっと、そんな未来がやってくるんだ。
マシュにその未来への夢を抱いてほしいからこそ、アイツもコイツも頑張ってきたんだよな……とか語り始めると朝になるのでまた今度にしよう。ポエマー乙。

 
 
 
 

 
 

 
 

マシュのためにも、絶対に負けねぇ!!
……と気持ちを新たにしたは良いが、バトル背景が怖すぎてワロタ。
頭がおかしくなるぞ。綾波の水槽を思い出す光景って5万回くらい言われてるぞ。

最終ボスにあたる今回のカーマ/マーラは、画面左側の謎ゲージこと『徳川化ゲージ』の量によって強さが決まる。
最大HPやデバフ効果に変化が出てくるようだ。前回同様、ネガ・デザイアによる初期3ターンNP0化は止めようがないので、対策を用意しておきたい。

花札の数が心もとない・アタッカーに不安がある等の理由で長期戦を狙う場合、注意したいのはチャージスキル「天魔波旬の嘲弄」と、仲間(カーマ/マーラ)を増やす「夢幻泡影」
どちらも宝具対策スキルのタイミングなどをずらされる危険が高くて厄介だ。

「夢幻泡影」で増えた増殖カーマは宝具こそ使ってくるが、チャージスキルは用いてはこない
また、今までと異なり、最終戦では6鯖全員揃った状態で戦闘可能となる
オダチェンできない点に注意しつつ、控えにも気を配り印籠スキルを適切に使っていけば、十分に勝利できる相手だ。
もちろん花札は集めれば集めるほど楽になる。

 
 
 
 

 
 

 
 

今度こそ決着。
怪しき女性は、大奥老女の名において大奥から強制的に退去させられる。
最後の一枚絵と台詞は、CCCでのキアラのものに合わせた代物だった。
カーマの表情変化のパターンが豊富過ぎる。というか泣き顔の差分が細かすぎる。

しかし、泣き言の内容はかわいくも恐ろしくもあった。どこか人間くさい、情けなさや器の小ささなども含まれている。
やはり『格』という意味では、キアラには全然叶わないかな……。
危険性はドッコイドッコイかもしれないが、やはり底のヤバさがあの女は違う。
キアラに比べると、カーマは不貞腐れた中学生レベルよ。そしてそこが可愛らしい。

 
 
 
 

 
 

 
 

ビーストの脅威は消えた。
マーラの降臨を許した『インドの神性に関わる異変』の正体は、まだわからない。
おそらくそのあたりは、次の異聞帯で語られるのだろう。
だが、それはまだまだ先の話だ。そして、主人公たちの物語であって、彼女にとっては遠い未来にあるかもしれない夢物語だ。

美しい月の下で、彼女のモノローグの中で、今回のシナリオは幕を閉じる。
大奥における事件を描いた、獣と愛についての長い長い今回のエピソード……その主役は、やはり彼女だったのだろう。
綺麗で切ない、良い終わり方だった。

 
 
 
 

感想まとめ

 

 
 

これにて大奥イベント感想、無事に完結だ。
最終的な満足度はかなり高く、面白いイベントだったと思う。
しかし、ロード乱発というシステム的な不便さはさておき、実を言えばシナリオ的にも、正直序盤~中盤は引っかかることも多かった。

面白い、興味深いシナリオやキャラクターはもちろん最初から描かれていたけれど、それ以上に『今わからないもの』『良いものか悪いものかも不明な謎アイテム・謎ゲージ』など、ともかく今回のイベントは全体的に“謎”が多すぎたことが、中盤までの息苦しさになっていた。

 
 
 
 

 
 

謎の多くは最終盤になって、ようやく明かされる。
それこそがカタルシスにも繋がるし、最後の展開は爽快感もあってメチャクチャ盛り上がった。スゲー面白かった。

……が、さすがにわからないことが多すぎる&わからない期間が長すぎて、疲れを感じつつあったのも本音だ。
カーマのキャラクター性が「はぐらかし、煽りまくり、そのわりに自虐的」なのもあって、ストーリーの謎を『読み解き甲斐のある要素』というよりは『理解し辛いストレス』と感じてしまったのかもしれない。
シナリオやシステムの解放のタイミングを、もう少し“ストレスにならない”構成にしてもらいたかった。

 
 
 
 

 
 

だが、最後の展開は本当に面白かった。
そこまで抱えていたストレスについて、全て解消されて掌クルクルするレベル……と言いたいが、さすがに完全解消とまでは行かなかった。
しかし、『春日局の大奥』以降の展開は、個人的にはFGO史上トップクラスに痛快だった。スゲー良かった。
掌クルクルとまでは行かずとも、停滞していた評価爆上げの効果は十分にあった。

……しかし、やはり“そこまでが、結構しんどい”のは悩みどころかな。
ラストがすごく良かったといっても、そこまでの道のりがなかなか苦しかったので「最高判定」はし辛い……というのが個人的評価。

 
 
 
 

 
 

もちろん、ラストシーンの盛り上がり以外にも良い部分はあった。
結果的にどれもラストに繋がってくるものではあるのだが、たとえば今回の仲間サーヴァントだった柳生但馬守宗矩は最初から最後までメッチャクチャ格好良かった。強いし心身共に頼りにもなるし、傍にいるだけで本当に安心できた。
友が出来たことで少し強くなり、恥ずかしそうにしつつも大切なものを語る不夜城のキャスターの姿には「よかったな……本当によかったな……」と語彙を失いつつ感動した。
そしてマタハリは、色っぽいけれど母性の強い、ひとりの女性として改めて魅力を実感した。
なんとも巧く表現できないのがもどかしいのだけれど、母のような姉のような、それでも決して肉親ではない“素敵なおねえさん”として、メチャメチャ魅力的だ……。
マタハリは大好きなサーヴァントのひとりなので、今回こういった形で、彼女と行動できたのは本当に楽しかったし嬉しかった。

 
 
 
 

 
 

キアラの献身。春日局のあたたかさ。信綱の努力……。
それらについては、ひとつひとつ語りだすとマジでキリがない。本当にスッゲー良かった。サイコーだった、というだけで留めておこうと思う。
ともかく、今回出てきたキャラクターはサーヴァント以外も含めて、全員が魅力的だった。最終的に全員を好きにならざるを得ない。


ただひとつ、ごくごく個人的な考えを言ってしまうと……春日局は本当に大好きなキャラクターになったけれど、「そうなったらいいね」と淡い夢を語っただけで終わる方が、物語としては美しいかもしれないなとも思う。
あの時の会話といい、最後の月見といい、“ありえない夢物語を語るほのかな幸せ”だからこそ空気がとても心地よく、笑顔がありつつ涙もなく、美しかったのだと私は感じた。
でも実装されたら狙う(矛盾)。

 
 
 
 

 
 

カーマとパールヴァティーについては、実を言えばまだまだ物足りない。
彼女たちについては、ぜひまた掘り下げてほしい。きっとその機会は用意されているのだろう、と勝手に期待している。第二部第四章がそういった場になるとは限らないが、ともかく楽しみにしていよう。

今回の相棒枠だったキアラとて、まさかこんな形でイベントメインを張る日が来るとは想像もしていなかった。
CCC当時はもちろん、CCCコラボで実装された時も、「あくまでも隠しキャラのようなもので、メインシナリオに関わってくることはないんだろうな」と個人的には予想していた。
その予想を、嬉しい形で完全に裏切られた。

 
 
 
 

 
 

『元ラスボスが味方側になる』という少年漫画でおなじみの胸熱展開を、FGOで、しかもキアラで、更に言えば『コメディではなくシリアスで、キアラのキャラを壊さぬまま』描き切ってくれたことは、本当に素晴らしかったと思う。
かませやギャグ落ち・光落ちのようなキャラ崩壊でもなく、“キアラとしての人物像を護りつつ一歩踏み出した”ような姿には、マジで感動してしまった。
「ご指名、ありがとうございましたマスター」は反則。
好きになるって。だから……好きになるんだって!!!

 
 
 
 

 
 

……まぁそんなわけで、個人的に大奥は、スッゲー面白かったし好きなキャラが更に好きになる、スッゲー良いシナリオだった。
だからこそ惜しい点、マイナスな面を悔やんでしまうのだけれど、仕方がない。

マイナス寄りに受け止められてしまったけど、新しいシステムも迷宮という設定も、細かいテキストもマップの細かさも、とても興味深いものだった。
今回の反省を踏まえて、また新しいものに挑戦していってほしいと思う。


 
 
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Author:SION
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