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FGO第二部 Lostbelt No.4 プレイ日記16(完) 今更の自由

  
  

投稿日:2019年7月13日


 
 

第四章感想、最終回!  
 
思いがけない喜びもあれば、想像もしなかった苦難も存在する、今までの異聞帯とはまたまるで違う新しい世界と物語だった。
『インド異聞帯におけるストーリー』としては、綺麗にまとまっていたと思う。ただ『第二部の折り返し地点』としては、ちょっと引っかかる描写も個人的にはあったかな。

異聞帯内部での物語は終わっても、多くの謎は次章以降に持ち越される形にもなった。
第五章の爆弾大杉問題。コワすぎる&楽しみ過ぎる。
 
 
 
 
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています

 
 
 
 

孤独な神様

 

 
 

アルジュナ(神)の敗北と同時に、ユガの変化を示していた盤面が完全に崩壊した。
彼は異聞帯の王だったが、世界の運営の全てを担った唯一神でもある。
そんな彼を失ったら、この異聞帯はどうなってしまうのだろう?
ユガが失われて、当たり前のように時が過ぎるだけの平穏な時間が訪れるのだろうか?
……そんな簡単に巧くはいかないようにも思うが、まぁわからない。

 
 
 
 

 
 

 
 

「この世界の“人”を完全に切り捨てた」ことがアルジュナ(神)の敗因であり、彼の限界。
神は人と共に在ってこその神だ。思えば彼は、空想樹を得た以降どころかそのずっと前から、“人”に対する感情のほとんどを失っていたようにも見える。
機械のように『不出来か否か』だけを基準に切り捨て続けて、自我も虚ろに延々とユガを廻し続ける姿は、“信仰を集める神”としての役割を全うしていたとも言い難い気がする。

アルジュナが神になった最初期から、既に彼は“人”として生きることも“人”と共に生きることもやめてしまっていたのかもしれない。
そして、やっと“世界を運営するだけのシステム”から一歩踏み出し、アルジュナ(人)に近付いてしまえば、それは彼自身が許せない『不出来』の表出にも繋がる。
……その感情や人間味が間違ったものだとは思えない。しかし彼自身はそんな自分が許せなかった。許せなかったからこその、この異聞帯であり、この結末だ。
とても悲しく残念だけど、確かにこの世界は、最初から詰んでいたのかもしれない。

 
 
 
 

 
 

 
 

アルジュナ(神)は最後まで、己の中にあるものを『邪悪』と呼んだ。
完全になれなかった己のことや、カルナが望む男にすらなれなかったこと……すべてを受け入れながら消えていった彼は、最後まで自分自身の一切を許せていなかったように見えた。

……できればこの場に、カルデアのアルジュナにも居てほしかった。
アルジュナ(神)にとっては見るだけでも辛い存在かもしれないが、「“人”と共に生きる自分」の姿をせめて最後に見せてやりたかったように思う。
そして出来れば、己の中の黒を、少しくらいは許してやってほしかった……。

 
 
 
 

インド異聞帯のクリプター

 

 
 

 
 

ひとつの戦いは終わった。
だが空想樹と異聞帯に関わる戦いは、まだ全て終わったわけではない。
あくまでもペペロンチーノが敵対したのはアルジュナ(神)であって、最初からクリプターの仲間や異星の神を裏切るつもりはないと明言し続けていた。

異聞帯の王を失った空想樹の前で、あの白い女がペペロンチーノを無言で見つめていた。言葉は通じずとも、『監視』めいた行為には見える。
そしてその相手に対して、ペペロンチーノは「Uチャン」と不思議な名称で呼びかけていた。
彼なりのジョークまじりのあだ名っぽいので、真名や正体を指しているとは限らないが、ペペロンチーノの眼力を考えると「Uチャン」呼びには意味がある気はする。

 
 
 
 

 
 

 
 

主人公やマシュは最後まで目を逸らしたかったかもしれないが、ペペロンチーノは逃してはくれない。
今までずっと優しかった彼は、“敵”である以上、最後まで甘やかしてくれるわけではない。

……それでも彼の言動は偽悪的でもある。
本音を語りつつも、まだ少し隠してもいるように見えた。敵対しやすいよう、わかりやすく振る舞ってくれているようでもあった。
全ては彼なりの誠意であり、優しさであり、けじめの形なんだろう。
やっぱりペペロンチーノはとても良い人だ。マシュが言っていた通りだった。

 
 
 
 

地獄でなぜ悪い

 

 
 

プレイ日記09 善良な人間はいなかったチーム」でも似たようなことを言っていたペペロンチーノ。
今回は更に鋭く、明確な拒絶の言葉をマシュに突きつける。
少なくともペペロンチーノは、自分の意志で『人理の敵』になることを選んだ。
そして彼は、アルジュナのやり方を抜きにすれば、このインド異聞帯を『シンプルで幸福な世界』として嫌いじゃないと語った。

……人理の敵の件はさておき、インド異聞帯への執着めいたセリフは、少しわざとらしいようにも聞こえる。
「比較すれば」の話であって、明確にインド異聞帯を推すだけの理由や力には欠けるように思えた。
やはりこれは、先程彼がひとりで呟いていたように、『最後のケジメ』であり、『神を奪った側の責任』から出た言葉なのかな……。

 
 
 
 

 
 

 
 

そんな中、主人公達に代わって返答をしてくれたのは、意外にもホームズだった。
ペペロンチーノの意見に同意するとホームズさえも語る。
汎人類史はどの異聞帯よりも過酷でおぞましい世界だ。それでも、むしろだからこそ、汎人類史はすべての責任を負って地獄の頂点に立つべきだ。
もっとも困難なルートを選択している人類で、最先端に生きる主人公が負けないと言うのなら、「我々はその背中を押すだけだ!」と彼は大声で叫ぶ。
今までにないほど熱く強く、感情の籠った言葉だった。
そこまでホームズが想ってくれていたとは……失礼かもしれないが、ちょっと意外だった。そして正直嬉しい。傍にいてくれる味方の存在は、本当にありがたい。

 
 
 
 

借りたら返す

 

 
 

 
 

……と、こんなギリギリの場面で、カルナが『借りたものを返す』と言い出した。
驚きはしたけれど、納得もする。とてもカルナらしい考え方と行為だし、むしろ今まで借りっぱなしだったのだから、最後くらいはちゃんと返すべきだろう。

単純な戦力としては困った事態ではあるが、カルナ本人は主人公達の勝利を完全に信じていた。
そしてガネーシャも文句を言いつつも笑っていた。
何度目かの彼らの別れは、今までよりずっと緩くて笑顔と軽口の応酬のある、明るくて希望のあるものだった。

 
 
 
 

 
 

そしてこちらでも、ひとつの再会劇。
「代わりに怒る」という約束が、まさかこんなに早く果たされるとは思っていなかった。
早すぎないか!? てっきり『出来ないであろう約束』的な切ない話かと思っていたぞ!?

びっくりしつつも、なんだか笑ってしまう。手強い敵が増えた状況なのに、なぜか嬉しいとも思ってしまった。
感覚としては、オフェリアに本物のシグルドが呼びかけに応えたシーンを思い出す感じ。本当に素晴らしくて魅力的な主従というものは、一瞬でも短い時間でも、強く心に残っていく。
そしてそんな彼らの再会や活躍は、プレイヤーではなく単なる読者として、喜んでしまうんだよな。

 
 
 
 

 
 

 
 

バーサーカークラスの空想樹とアシュヴァッターマンを相手に、今度こそ最後の戦いだ。
難易度としてはアルジュナ(神)戦の方が圧倒的に高かったとは思うが、これもまたなかなかキツい戦いでもあった。
空想樹が基本的に全体攻撃なあたりが腹立つ……。アシュヴァッターマン宝具対策はさておき、空想樹に対しては盾鯖の存在がほぼ意味を成さないあたりが嫌らしい。

対バーサーカー戦のお約束通り、控えにはフォーリナーを入れておくと安定する。
アルジュナ(神)相手には盾鯖有効&フォーリナー不向き、空想樹相手には盾鯖無効&フォーリナー向き、という意味では、終盤バーサーカーズは戦法に幅があったのが面白かったと言えなくもない。
……いや、やっぱり狂クリ殴りは面白くないので許せない。絶対に許さねぇからな!

 
 
 
 

戦いの結末

 

 
 

 
 

アルジュナ(神)が消えて以降、やけに静かだったリンボ。
何をしていたのかと思いきや、まさかの相手に捕まってボコにされていた。
彼の生存は完全に予想外だったので、これにはびっくり。そしてメチャクチャGJ!!
今回やりたい放題だったリンボにようやく一矢報いてくれた。
俺たちの代わりに、ようやく一発殴ってくれたんだな……。ありがとう……。
でも残念ながら本人ではなかったみたいなので、今度こそ俺のこの手で殴りたいと思う……。

あと、白色の再臨姿自体も初見だったので驚いた。
顔出しNGじゃなかったのか……。服の色が変わると、雰囲気も随分と変わるな。
一気に悪の幹部から味方のヤバイドクターみたいなイメージになった。

 
 
 
 

 
 

 
 

リンボが消え、ペペロンチーノもコヤンスカヤと共に消えた。
彼らの行先はギリシャ異聞帯。そう遠くないうちに、彼ともカドックとも再会する可能性は高いかもしれない。
……ただ、ペペロンチーノとは、次の再会が最後の機会になるようにも思える。
彼は聡く優しい人だった。そしてそれ以上に、信念に強い拘りを持つ人でもある。
嘘をついたり笑って誤魔化すことはできても、一度決めたことは、最後までやり続けてしまう人のような気がするな……。

 
 
 
 

自由過ぎる世界

 

 
 

 
 

アルジュナ(神)は消滅した。癌だったリンボもクリプターも消えた。
カルデア一行としては後は当初の予定通り、このインドの特定地点でしか行えない、証憑機構の励起儀式を済ませるだけだ。

その前に、一緒に戦ってきた人々と短い別れを交わしていく。
特に印象的だったのは、ラクシュミーの言葉だ。異聞帯の結末のことでは、彼女とは強くぶつかったこともある。声を荒げて怒り、一人の人間同士として話し合い、問題を先送りしながらも協力し続けてきた関係だった。

そして、今になって改めて……彼女は最後までこの結末を否定し、“次”の存在を祈ってくれた。
ラクシュミーにとっても主人公にとっても、それはあくまでも祈りにすぎない。主人公達は祈ることさえ許されないのかもしれない。
でも……夢物語として、思い描くことくらいは許されてもいいかもしれない。ラクシュミーが代わりに祈ってくれたような気持ちでもあって、ささやかで救いとは言い切れないかもしれないけど、彼女の想いだけでも十分にありがたかった。
インド異聞帯の民のことも、主人公のことも心配して気遣ってくれ続けたラクシュミーは、本当に良い人だった……。

 
 
 
 

 
 

 
 

ガネーシャ。そして、アーシャ。
……この世界に、もう神はいない。本来の主は、完全に消えてしまった。
このあやふやな『残された時間』の中で、彼らがどうやって暮らしていくのかはわからない。
ガネーシャの、「厳しくて嫌になっちゃうぐらいの自由」という言葉が胸に刺さった。

そして、この異聞帯での大切な友人だったアーシャに、マシュは思わず話しかけてしまって……インド異聞帯における物語は幕を閉じる。
その行為の是非は今はさておき、この結末は、なんだかとても物悲しい。
無理だし酷い我儘だとわかってはいるけど、せめてこの世界に住む彼らが穏やかに過ごしていく「ように見える」姿を、最後にもう一度見たかったな……と感じた。

 
 
 
 

感想まとめ

 

 
 

……というわけで、FGO第二部第四章プレイ日記、これにて完結だ。
結末はいつにも増して苦いものだったけれど、それでも素晴らしいものもたくさん見ることができた。
完全に納得はしないまま、それでも最後に応援してくれたラクシュミー。
「受け継げ」と願い、穏やかな表情で消えていったアスクレピオス。
彼ら自身の望みが、求めた形で叶わなかったとしても、次に繋いでいこうと足掻き祈る姿は、まさに“人間らしい”強さと魅力に満ちていた。
ウィリアム・テルの矢の件と良い、『繋ぐ』のってどこか泥臭いけれど格好いい。
アスクレピオスは最後にリンボに一発かましてくれた点も超格好良くてサイコーだった。ファンになった。

 
 
 
 

 
 

ガネーシャの活躍っぷりに関しては該当回でメッチャ長文で語ってしまったので、さすがに今回は割愛するが、まぁともかく超良かった。
ちょっと強くなったジナコも、芯の部分は弱いままのジナコも、それでも頑張り続けるジナコも全てが観られる特盛大サービスだった。俺特攻かつカルナ特攻。

カルナは今回の主役のひとりとも呼べたけど、個人的には神マシマシのスーパーカルナ姿より、『借りたものはやっぱり返してしまう』最後の姿が一番彼らしくて良かったかな。
もちろんスーパーカルナも燃え確演出。
モーション改正でのリニューアル宝具も、ビジュアル的にも戦力的にも大活躍だった。でも旧モーションも結構好きだった・ワイ。

 
 
 
 

 
 

主のために怒ってくれたアシュヴァッターマンはとても頼りになる格好いい英雄だったし、言うまでもなくペペロンチーノも、今回のシナリオ全編通して大活躍だった。
他のクリプターとはまるでタイプの異なるアプローチが、本当に新鮮で興味深い。また彼と会えることが不安でもあるけど、やっぱり楽しみでもある。
たぶん最後まで敵対する以外に道はない人なのだろうが……また、ちゃんと話をしたい人でもあった。
彼自身の話も、できればもう少し聞きたい。

今回のインド異聞帯での一件は、ペペロンチーノの中に『異星の神』や『その使徒』の目的に対する疑いを生んだ。
その疑念が今後どういった形で物語に関わっていくのか、その点も注目ポイントだ。

 
 
 
 

 
 

アルジュナ(神)というインド異聞帯の王。ユガというシステム。リンボの介入。
全ては独自のものだったが、『今までの異聞帯とは、“王”と“クリプター”の立ち位置が少し違う』点は特に明確な違和感だったと今更だが思う。

神となったアルジュナは、この異聞帯に生きる人々との触れ合いがほぼ描写されなかった。そのため彼が人々に対してどんな感情を抱いているのかさえ、あまりわからないままで終わってしまった。
己の異聞帯を誇り、住まう人々の生命と暮らしを守るためにカルデアと敵対し続けた今までの異聞帯の王とはイメージが大きく異なる。
もちろんアルジュナ(神)はアルジュナ(神)なりにこの地に住む民を大切にしていたのだろうが、実感として得られるものは少なかった。むしろ民から『大切なもの(≒神に不要なもの)』を奪うばかりの存在になっている印象の方が強かった。

一方のクリプターであるペペロンチーノは、「シンプルで幸福で嫌いじゃない」と、最後までこの異聞帯と生きる人々の味方になってくれた。

もっともこのあたりは、“異聞帯の個性”と言ってもいい。
リンボの厄介さに歯噛みしつつ唯一神に狙われ続ける日々は正直息苦しかったけど、異聞帯も7つもあるのだから、そんなパターンもたまにはあるだろう。

アルジュナ(神)と主人公の関係や会話、背景描写などには多少物足りなさも感じたけど、「今回はそういう章だった」として受け入れられないわけでもない。
……でも、やっぱりできれば通常アルジュナの描写ももう少し欲しかったな。テキストオンリーの言及やエピローグや、アルジュナ(神)の深層心理での登場でもいいので、ちょっとくらいは欲しかった。

 
 
 
 

 
 

異聞帯の王の立ち位置も異なれば、物語全体の構造もわりと独特なものがあった。
制限が多く敵が強大すぎることで生じたストレスも大きかったと思うが、そもそもこの異聞帯の性質自体も特殊だった。
消去と忘却が強制されながらも“祈る”以外の生き方を知らない異聞帯の住民。“選別”を続けながらも、人間と共に歩むことを忘れてしまったかのようにすら見える神。

こういった言い方で正しいのかわからないが、世界観が根本から意地が悪くて救いの少ない、とても辛い異聞帯だった。
ただしその様を、「斬新で面白かった」と好意的に受け止めるか「悪趣味で辛いだけだった」で終わるのかは、完全に『人による』かな。賛否の別れるシナリオだったのではと思う。
個人的には『これはこれでアリ。面白かった。けどちょっとキツすぎたし、引っかかる部分もあったかな』という塩梅だった。

 
 
 
 

 
 

そんな私が、個人的に引っかかった点。
それは今回のインド異聞帯におけるカルデア組の反応の“鈍さ”。そして最後のあのシーンであからさまだった、“弱さ”。


まず“鈍さ”。私も日記中で何度も言ってしまったのだけど、「えっ、考えてないの!?」的なシーンが目立ち過ぎていたように思う。
深く考えていなかったりちゃんと話していなかったせいで、困るだけならばいい。しかし多くの場合では事態を悪化させたり、決定的な犠牲に繋がった場面もあった。

物語の都合的にはギリギリセーフくらいで済むわけだが、そういう問題ではないとも思う。
さすがにちょっと……引っかかり過ぎた。
『異聞帯の住民を、王を倒すことに利用する醜さ』を自覚していたのは良かったとは思うが、『神に抵抗することで住民に危険が及ぶ可能性が高い』ことをほとんど意識していない様子には、違和感すらあった。
ストーリーの構成自体は変えられずとも、もう少し説得力のある流れにしてほしかったな……と正直感じた。

 
 
 
 

 
 

そしてもうひとつ、“弱さ”。
まず言いたいのは、弱いことは間違いではないとも思う。失敗もあるだろうし、マシュ自身も傲慢である自覚はあった。
でもさすがに……今回の件は、私としては賛否ならば否寄りだ。

アーシャから頼まれたり尋ねられたりした結果としての告白ならばまだいい。
だが今回は、違和感だけを抱えていた少女に、決定的な絶望を与えたようなものだ。

それ自体も「どうかな……」とも思うし、ちょっと話は変わってしまうのだが、『第二部全体の流れ』としても正直違和感があった。
たとえばこの行為が、第二部第二章あたりならば、まだわかりやすかった。まだ異聞帯の冒険に慣れていなくて、割り切れていなくて、うっかり気持ちのままに動いてしまうこともありえる。
しかし……第一章でパツシィとあんな別れをして、第二章でゲルダとの再会をあえて避けて、第三章で始皇帝から大きな責任と期待を背負わされて……。
その更に後に、第四章にもなって、“こんなこと”をしてしまうのか?
成長や変化、悩み足掻きながら前に進もうとした中での描写というより、『一歩下がっている』ようにさえ、私には感じられてしまった。


……とはいえ、納得できないわけでもない。
マシュの行為は、当たり前といえば当たり前だ。あれはマシュの弱さで迷いだ。
『この間まで仲睦まじい姿を見せていた家族が崩壊した』ことにショックを受けるのは当然だし、マシュのような特殊な生い立ちや性質を持つ、今では“普通”に近付いた女の子ならば、衝動的に動いてしまうのも仕方がないとも思える。

主人公もマシュも、今も昔も完璧超人などではない。
マシュは今も迷い続けていて、これからも失敗してしまうのかもしれない。
そんな彼女を、出来れば責めるのではなく、支えてあげたいとも思う。
でも、必要な時には止められる人間でもあってほしいと主人公に対しても思う。

 
 
 
 

 
 

第二部第四章は独特な味の物語だった。
確かに癖もあったけれど、それが良いと思えることもあった。
また、シンプルに純粋に胸が熱くなる展開もたくさんあったし、多くのキャラクターを新しく好きになったり、更に好きになったりする章でもあった。

父親としても人間としても輝いていたウィリアム・テル。
ガネーシャとカルナの関係。
ジナコが頑張った数千年。
ラクシュミーとネモ、トニカクカッコイイラーマ様、愉快な隣人ペペロンチーノ。
他にもたくさんのキャラクターが、それぞれの魅力をたっぷりと見せてくれた。


インド異聞帯での物語は、第二部全体ではまだ中盤だ。ここからようやく後半が始まる。
一部の謎は解けたが、更に新たな謎は増えて、多くの疑問を今後に持ち越すことになっている。

結果として……次の大西洋異聞帯は、今までとは比べ物にならないほど爆弾まみれになっているように見える。
どうやって収集を付けるんだ? いやマジで。
いったい何がどうなって、アイツやソイツはどうなるのか……。


 
 
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Author:SION
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