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FGO第二部 Lostbelt No.5 プレイ日記11 仲間たちと語らった海

  
  

投稿日:2020年1月5日


 
 

アトランティスで出会ったマンドリカルドやコルデー。
カルデアにいる彼らは、その時の彼らではない。アトランティスで共に冒険をした彼らとは、別れれば二度とは会えない。

そんな残酷さが、Fateシリーズの大きな魅力でもある。
メチャクチャ辛いししんどいし、例えばダヴィンチちゃん(大)の件とか未だにクソ深い傷にもなっているんだけど、その苦しさも失い難い大切なものだと思ってしまうんだよな。マゾかな?
 
 
 
 
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています

 
 
 
 

マイルームにて

焦りと劣等感

 

 
 

 
 

次の目標のために再出発!
……したのはいいけど、何やら主人公の様子が少しおかしい。
他の仲間も気付いていたかもしれないけど、誰よりも先に言及してきたのは、他でもないマンドリカルドだった。

今までの戦いやキリシュタリアとの対面、今後の困難を考えて焦ったり悩んだり不安だったり……そういったものを抱えること自体は、当たり前だ。
たとえばマシュやダヴィンチちゃんは、主人公の気持ちがよくわかるからこそ、『そっとしておく』ことを選ぶかもしれない。
イアソンやアキレウスなら深入りせず、必要な時になったら主人公の背中を押したり叩いたり、あるいは発破をかけるかもしれない。

ここでマンドリカルドがわざわざ声をかけてくれたのは、彼が最も視線が近く、かといって距離が近すぎなかったのが大きいんだろう。
マンドリカルドは「一緒に考えよう」「共通点」といった言い方をして、主人公と共に似たような目線で考えてくれた。

 
 
 
 

 
 

己の過去や抱え続ける劣等感について語り、悩みながらも主人公に言葉をかけてくれたマンドリカルド。
本音を漏らし、恥をかきながら不器用に言葉を選びながら、相手のことを想ってくれる。その関係と距離感は、まるで友人同士のようだった。
そして改めて、彼らは『友達』になることを語り合う。もうとっくに友達だったような気もするけど、口に出すことで改めて、彼らは『友達』として歩き出した。

『友達』なんて、実際は宣言して成立するものでもない。
マンドリカルドに至っては、『友達』という概念自体に馴染みがないのか、驚くほど挙動不審になり、変にハイテンションになり、最終的にはヤケクソじみた調子で受け入れてくれた。
デコボコで、コメディじみてて、ともかく不器用な関係だ。でも本当に微笑ましくて、心が安らぐ。マシュやカルデアの仲間たちに囲まれて、主人公は今までも決して孤独ではなかったけど、それでも存在し続けた小さな隙間がようやく埋まったような気分だった。

いいな~、『友達』。主従でも恋愛対象でも擬似親子でもない、対等に近い『ただの友達』。
ジークとの関係もそれに近いと思うのだけど、こういう距離ってスゲー微笑ましくて心地良い。
主人公が今生きる環境では、本当に貴重な存在と関係性だ。

 
 
 
 

船上での『楽しい』時間

己の願い、生きる意味

 

 
 

 
 

穏やかな船旅の途中、バーソロミューが「君たちは何がしたい?」と仲間たちに問いかけた。
マスターや世界とは関わりのない、身勝手な願い事。第二の人生があれば、生まれ変わればこうありたいな~くらいの夢見がちな妄想話。

バーソロミューやマンドリカルド(メカクレ深度E)があれこれと語る傍で、コルデーは困った表情のまま悩み続ける。
彼女は生前を悔やんでいる……とは少し違うかもしれないが、己の無力さと愚かさに後ろ向きな感情を抱えているサーヴァントだ。
そんな考え方はカルデアでのマイルーム会話などでもチラチラ窺えていたけど、この大西洋異聞帯でのシャルロット・コルデーは、更にその思想が強いのかもしれない。
自分を「無意味な暗殺者」と言い切り、何も成し得ず自由も生きている意味も無いと語る彼女からは、わかりやすく後ろ向きなマンドリカルド以上の“虚無”めいたものが感じられた。

 
 
 
 

 
 

 
 

“生まれてきた意味”について、仲間たちは色々なことを話す。ネモ、バーソロミュー、イアソン、パリス、アキレウス、アポロン……中には好き勝手なことを喋っているだけの奴もいた。
そして、主人公。主人公が何を話すのかは、選択肢で選ぶことができる。
どちらを選ぶかで結構内容が大きく変わってくるので、両方回収するのがオススメ。
『楽しい』も『出会いと別れ』も、どっちも興味深い話。
『楽しい』がコルデールート選択肢で、『出会いと別れ』が正史ルート選択肢って感じ(※エ□ゲ脳)。

 
 
 
 

あなたが「好き」

 

 
 

コルデーの脳裏に過った光景と台詞は、プレイヤー目線では「あっ……」と思うところがある。
きっといつかは爆発する時がするのだろう。まだ先なのか、その時は迫っているのか……。


主人公と初めて出会い、助けた時、コルデーは「初めて世界の役に立てた」と涙した。
あの涙と喜びがどれほど大きなものだったのかは、彼女以外にはわからない。

そしてこの場ではすぐに誤魔化してしまった「好き」の意味は……バーソロミューは指摘していたけど、おそらくイアソンやマンドリカルドあたりもとっくに気付いているんだろう。
巧く誤魔化されてしまうのは主人公やマシュくらいだ。

 
 
 
 

 
 

何にせよ、コルデーはかわいい(※断言)。
己の意味に悩む様も趣深いし、想いを抱え込んでしまう人間くささも魅力的だし、興味のない相手にはサラッと塩対応なあたりもすごく好き。
イアソンやバーソロミューに対しての温度の低さとか「こんちきしょう」とか、サイコーじゃん……。
暴言や悪口に慣れてなさそうな下手クソっぷり~~~!! 不器用でどんくさくて、ちょっと面倒くささも隠し持っている感じ~~~~!!
大・好・き!!!!!

絵師さん繋がりというわけでもないけど、若干桜の系譜を感じないでもない。
本家本元よりずっと光属性だけど、生々しく泥臭く秘めた想いを募らせる系女子とでもいうか……。
要するに俺の超好きなタイプ。ここに来て、コルデーへの好感度がググッと更に上昇してきた。

 
 
 
 

大迷宮のある島

神から離れられない生き方

 

 
 

 
 

ペルセイス島に無事上陸。
へファイストスに会うためにラビュリントスを探す中、島民に出会ったので話を聞いた。
大迷宮に対しても“いなくなった名無しの怪物”に対しても、彼らはあまり興味を持っていないようだ。
同じ島にある確かな脅威に対し、近寄らない程度の警戒はしているものの、退治しようなんて考えることもない。

アトランティスの住民に共通する独特な価値観が、再び垣間見えた。
文明も進化も放棄して、信仰心以外は停滞しきったまま数千年数百年という感じ。
成長の可能性がない枝、という印象でもあるが……これはあくまでも“追放者”たるアトランティスでの一般感覚なので、オリュンポスではまた異なる価値観が確立されているのかもしれない。
キリシュタリアやゼウスが誇るのは、もっと高みにある“何か”な気がするし。知らんけどたぶん。

 
 
 
 

ギリシャメカ

 

 
 

 
 

異聞帯の人々の生き方を目にして、改めてイアソン達ギリシャ関係者の意見も聞く。
プレイ日記08 オリュンポス大戦の勝敗」にて、ヘファイストスとの会話の中でも感じられた、『ギリシャの神々の独特な感覚』は未だに理解しきれないけど興味深い。人間臭いのに非人間的、か。

この場面で、何気なくホームズは「機械である彼ら(オリュンポス十二神)は、間違いなく星の外から来たものだ」と断言していたけど、これってなんかスゲー爆弾情報じゃない?
サラッと言い切るので聞き流してしまいそうだったんだけど、これってかなり大変な話じゃないか?

大西洋異聞帯どころか、ギリシャの神々そのものについての疑問が増える一方だ……。全然理解が追いつかない。
とりあえずここはイアソンに倣って、「神ってのはやはり頭おかしい」の結論に落ち着いておこう。
神サマって不思議ダナー!


 
 
次回>>「プレイ日記12 赤い夕焼け、与えられた「意味」


 
 
  
  

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Author:SION
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