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FGOイベント アイアイエーの春風 プレイ日記06(完) 果ての島で愛を唄う大魔女

  
  

投稿日:2020年3月19日


 
 

アイアイエー島イベント感想、最終回!  
 
内容的には前回でほぼメインシナリオは終わっているので、纏めてしまっても良かったのだけど……文字数的に多すぎるので分けることにした。全六回。
今回のシナリオ自体はそこまで長くもなく、イベント形式も規模小さめのミニサイズな感じだった。去年のアラフィフともホワイトデーもこれくらいだったかな?
しかし、ボリュームは控えめでも、満足度はかなり高いイベントだったと思う。
何よりもオケキャスが最高に可愛くて魅力的で、良い女だった。
 
 
 
 
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています

 
 
 
 

言いたかったこと

マスターの介入

 

 
 

決着がつく前に飛び出してしまった主人公。先に帰るように言われていたけど、やはりキルケー達を放ってはおけなかったんだろう。
おそらく残ったのは主人公のみで、オリオン達や観測していたマシュも、この場面には同席していないのだと思う。

主人公は介入を謝罪したが、キルケーは「いや、いいよ。心配して来てくれたんだろ」とおおらかに受け入れてくれた。
キルケーもオデュッセウスも穏やかで、冷静だ。リミッターが外れたとしたら、子供のように感情がコントロールできなくなるだろう……と事前にキルケーは言っていたけど、そんな気配はない。爆発すべき感情は、既に戦闘で吐き出し終えたからこそなのかもしれない。

 
 
 
 

愛と感謝と祝福と

 

 
 

 
 

キルケーは最後まで穏やかで、微笑みさえ浮かべていた。
この告白シーンは、少しだけステイナイトFateトゥルーを思い出すな。でもあの時の“彼女”とは違い、キルケーの言葉はあくまでも過去形だ。「愛していた」だ。
それはやっぱりキルケーの女としての意地かもしれないし、見栄かもしれない。でも決して後ろ向きなわけではない。前向きだからこそ、先に進もうという勇気があるからこそ、キルケーはその恋を過去のものにしようとしている。

 
 
 
 

 
 

 
 

そして、想いを告げる以上に伝えたかった言葉がコレだ。
昔と同じような夕焼けの中で、波の音を聞きながら、今度こそキルケーとオデュッセウスは笑顔で別れを伝え合い、相手の幸福を心の底から祈った。
とても美しくて心地よくて爽やかな結末だ。
まだ消化しきれていない感情もあるのかもしれないし、もっと他にも言いたいことは色々あったかもしれないのに……それでも“この台詞、この別れ”を選んだキルケーはとても強くていじらしい。
そんな彼女に最後まで誠実に向き合ったオデュッセウスという男も、やっぱり間違いなくサイコーに格好いい男だった。

 
 
 
 

 
 

 
 

オデュッセウスが居なくなってからようやく弱音を零してしまうところも、『エピローグ』での今まで通りのお茶目さに加えて大人びた穏やかさと落ち着きを伴ったところも……ともかくキルケーが、最ッッ高に良かった。スッッゲ~~~~良い女。
今までのキルケーももちろん大好きだったけど、更に厚みが増したというか深みが増したというか。そりゃ好きになるよ。好きになるなら今のうちも何も、とっくに好きだったのでセーフです。(?)

今回のシナリオ、超良かったな~。そしてヒロインとしてのキルケーの描かれ方もともかく良かった。
彼女の「魔女らしさ」「女神らしさ」「人間らしさ」、それぞれ絶妙なバランスで混ざり合ったところに甘酸っぱくも爽やかな失恋のかほり……匠の仕事だった。ブラボー! ブラボー!!

 
 
 
 

統括感想

 

 
 

これにてホワイトデーイベント感想、無事に完結だ。
キルケー主役で『オデュッセウスとの再会』がテーマになるイベントシナリオということで、実を言えば最初~中盤くらいは少し心配もしていた。
キルケーは可愛いし、ちょっと残念なところや恋愛に不器用なところも大きな魅力ではあるけれど、そのせいで「いじられやすい」面もある。
彼女にとってセンシティブな内容について、あんまり無暗につついてからかうような感じになってしまうとしたら、ちょっと可哀そうだよなぁと少しだけ不安にも思っていたけど……結果的には杞憂に終わったように思う。感じ方は人それぞれだろうけど、私の眼にはそう映った。

 
 
 
 

 
 

大きかったのは、今回の黒幕であるメディアリリィが、若干サイコ&魔女らしい悪辣な思想を持ちつつも、純粋に本気でキルケーを慕い彼女の幸せを願っていることがわかりきっていた点だろう。
そしてそれをキルケーも、ちゃんと理解していた。良い関係だよなぁ。ギャグ系イベントではデコボコだったり足を微妙に引っ張り合ったりする様が愉快な二人だけど、シリアス寄りになっても凄く良い。

このあたり、キルケーの幕間で丁寧に伏線が張られていたのが良かったんだろうな。
改めて読み直したら、キルケーの幕間の『アイアイエー島イベント・ゼロ章』感、半端ねぇ。
オデュッセウス&キルケーの補完としても、キルケー&メディア(リリィ)の関係の深さを描くものとしても、スゲェ良い幕間だったよ。今更な感想だけど。

 
 
 
 

 
 

メインキャラはあくまでもキルケーであり、オデュッセウス&メディアリリィ以外は物語に深く関わる面子ではなかった。
基本的には『脇役』であり、言ってしまえば『たまたまその場に居合わせただけ』にも近いが……それでも各々に見せ場は用意されていたし、それぞれに“らしい”台詞や関わり方を魅せていってくれて、とても面白かった。
イアソンのような扱いやすそうなキャラはもちろん、今までイベントシナリオの出演が多くは無かったゲオルギウスが“写真”というアイテムを使うことでキルケー達の物語に渋くも切ない余韻を残していったのも良い仕事をしていた。
そしてフツーの仲間の一人としてフツーに大人数と共に冒険という名の日常を楽しむアルジュナにも微笑ましさを感じる。はしゃげはしゃげ。

 
 
 
 

 
 

でもなんといっても、今回一番良かったのはキルケーだろう。
彼女の描かれ方は、それこそ今まではコメディに寄りがちで、そんなところも多くのプレイヤーには好かれていた。
だが今回の彼女は、避けては通れない重要なエピソードを丁寧に掘り下げつつも、変に茶化されたりふざけたりせずに、全力で「昔の恋」にぶつかりつつも爽やかに終わらせるに至った。この塩梅、とても良かったと思う。

もっとドロドロすることも出来ただろうし、面白おかしい失恋エピソードにしてしまうのはもっと簡単だったろうに、誠実に真面目に「昔の恋」に取り組んだキルケー・オデュッセウス・今回のライターは本当に良い仕事をしてくれた。
まさにタイトル通り『春風』のような暖かさと爽やかさ、寂しさみたいなものが最後に残った。
良かったなぁ……。何より、キルケーにとって、本当に良かったと思う。
全てを終えたエピローグのキルケーは今まで以上に可愛くて美しくて魅力的で、もっとずっと好きになってしまった。


 
 
次回>>「」


 
 
  
  

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Author:SION
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