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FGO第二部 Lostbelt No.5 プレイ日記29 うたかたの夢

  
  

投稿日:2020年4月29日


 
 

Aチーム、クリプター、大令呪。
少しずつ明らかになってきた部分もあれば、まだまだよくわからないこともある。特にマリスビリーが関わってくるあたりは、未だに謎が多い。
第二部も五章ともなればそろそろ多少は解けるかと思いきや、終盤のアレでソレな展開も加わってより複雑化が進んだような気がする。
わかんねぇ! もう何もわかんねぇ! 伏線も憶えられねぇし推理も考察もできねぇ!
だから答え合わせの時になったら全部教えてね。(※プライド/ZERO)
 
 
 
 
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています

 
 
 
 

裏切りの神妃

完璧ではない男

 

 
 

ディオスクロイの消滅を受けてのキリシュタリアの反応は、色々な意味で意外なものだった。
前回カイニスは「その分かりやすい恨みだけは信頼されていただろう」と双子神を煽っていたけど、キリシュタリアの様子を見るに、そんな意図は無かった感じがする。
ただ彼らは最後まで、お互いに踏み込み切れなかった。話し合い、絆を深める余地と余裕がなかった……というのは、悲しく惜しい。そしてキリシュタリアの『完璧性』がまた少し薄れた印象でもあった。利用する意図があったならまだしも無かったのならば、ディオスクロイの消滅は彼の予測の外にあったのだろうし。

ただ、ディオスクロイとはそんな関係で終わってしまった一方、カイニスに対してはまた少し異なる距離感も覗かせる。
「どう言葉を尽くしたところで『やかましい』と言い返されるから、そこはいいとしよう」という言い方は、なんだかとても気安い感じだ。喧嘩と軽口が許されるだけの仲なんだろうか?
今までのキリシュタリア&カイニスの描写からは、もっとクールで殺伐とした関係を勝手にイメージしていたけど……っつーか、そもそもカイニスの裏切り(仮)については、まだキリシュタリアの真意がよくわからないんだよな。
他でもないキリシュタリアの手で仕向けられたような気もするけど、確定しきってはいない。

 
 
 
 

 
 

真相を知らない現状、彼らの話を完全に理解できているとは言い難い。
シナリオを全部読み終わった頃にはわかるようになるんだろうと期待しとこう。未来の俺に丸投げ。読解力の問題だったら笑って誤魔化せ。

とりあえずこのシーンのやりとりの感じからして、ペペロンチーノは引き続きキリシュタリアに対して好意的だし協力的だ。
キリシュタリアも、クリプター仲間の中でも少なくともペペロンチーノに対しては、かなり気を許しているように見えた。

 
 
 
 

大神の下した裁定

 

 
 

その頃、(省略)ドドーナにて、リンボのモノマネショーが開催されていた。
か……感じ悪ィ~~~~!
人の神経を逆撫ですることに長けすぎ。
プロの煽り屋か?
時と場合によってはグーで殴られる言動なのに、微妙なタイミングを読み切るせいで見事に躱し続ける感じがヘイト役として完璧だな。
イアソンを見習え! あいつはいつだって余計なことを言う度にすぐに痛い目を見てるんだぞ!

 
 
 
 

 
 

 
 

もちろん主題はシリアスかつ深刻。大逆人である神妃エウロペを、ゼウスは断罪せねばならない。
だが彼らは罪を問い質し、それに応えるという真剣なやりとりの最中も、なんとなくイチャイチャしていた。
神妙に対立しつつも、なんかさり気なく惚気てねぇか……? なんだよ、夫婦喧嘩かよ。オラッ、見てんじゃねぇよリンボ!

二人の愛は永遠でも、罪は罪。エウロペの裏切りはデメテルとアフロディーテの死に繋がった。それだけはオリュンポスの秩序において許されない大罪だ。
ゼウスが下した裁決は、『大祭壇にての公開処刑執行』だった。

 
 
 
 

強く優しい「母」のため

やるべき事と、最期の夢

 

 
 

 
 

沈黙を保ち、カドック達を巻き込まない道を選んだエウロペ。
彼女は可憐で弱々しい女性のようでいて、芯の部分はとても強い人だ。そんな彼女の強さと運命を知った人々は、それぞれの方向に動き出す。
カドックはキリシュタリアの元に。ペペロンチーノは「やりたい放題の悪徳坊主に痛い目を」見せるために。ヒュ~~~~ッ!! 応援してる~~~~~!! ペペロンチーノ最高~~~~~~!!!
……おっと失礼、うっかり私情が出てしまいました。

一方、カルデア側。『協力者』こと神妃エウロペの生死はもはや汎人類史の趨勢に関わりなく、罠でしかない公開処刑場に近付くのはただただデメリットの方が大きすぎる。
……と正論言いつつ、新所長自身も納得しきれていないのは表情でバレバレ。もっとも、いざとなれば正論を最優先できる人でもある。

 
 
 
 

 
 

 
 

そんな場面で、ついにマカリオスが建前を脱ぎ捨てて吠える。
良い台詞だ……! そして人間くさい、良い理由だ。
理屈や建前、メリットデメリット、状況への趨勢ではなく、ただ「母さんみたいだったから」。
外見通りの少年っぽさと実年齢に見合った達観や落ち着きを併せ持っていたマカリオス達の、人間としての素に近い部分がようやく露わになったような感覚だった。

『愛玩される』ことを強制され、それに反抗していた彼ら姉弟にとって、最後の理由が「母親と共に最期を迎えたい」というのは、物悲しくて子供っぽくて、とても重いな。
成長を夢見ているマカリオスとアデーレの口からその願いが出るというのがな……。

 
 
 
 

別れの時は近い

 

 
 

 
 

話は纏まった。簡単に情に流されたわけではなく、しっかりと考えた上での結論だった。そんな新所長の判断を、カイニスさえも認めてくれた。
新所長とカイニスは、例のフワッフワクロワッサン事件からの仲だ。カイニスがカルデアで最初に認めた相手が新所長だった、と言ってもいいかもしれない。決して長い付き合いではなかったけど、不思議な信頼関係が構築されていく様は、見ていてとても好ましかった。

……だがそれも、そろそろ終わりが見えてきた。
カイニスは改めて、「ゼウスを殺すまで」という期限を明言した。
それで貸し借りは終いだと言われ、一瞬寂しそうな表情をするもののすぐに切り替えて「ーーーああ、もちろんだとも! 申し分ない! 頼んだぞ、神霊カイニス!」と応える新所長の姿がまた良かった。
ふぅ、危ない危ない……。これで新所長が美少女でカイニスがイケメンだったら、嫉妬で狂い死んでいたかもしれないぞ。
新所長がおっさんだったから救われた。

 
 
 
 

彼がみた夢

彼だけの思い出

 

 
 

!?

 
 
 
 

 
 

唐突な展開に、すぐに理解ができなかったが……そのうち、わかってきた。
ああなるほど、そういうヤツか。
きっとこれが、いつかオフェリアが視たものだったんだろう。
この“中身”の詳細までは彼女は視ていなかったようなので、詳しい言及は今まで無かったけど……まさか、こんなちょっと面白い状況だったとは……。

 
 
 
 

 
 

 
 

最初のうちは(主にキリシュタリアが)愉快で面白く眺めていたけど……読み進めるほどに、段々『現実とのズレ』が切なくもなっていく。
こんな風にヒナコが感情を剥き出しにする姿なんて、現実のクリプターの前では無かったはずだ。
オフェリアは、少なくとも事件前まではこんな雰囲気でキリシュタリアに接していたのだろうけど、事件後は「視た」ことで信仰心に近いものを抱くようになってしまった。
キリシュタリアのことを「キリシュタリア様」と呼び、第一の腹心のように振る舞うその姿は、間違ってはいないかもしれないが望んでいた関係とは言い難い。

 
 
 
 

 
 

 
 

みんな半分は超えられなかった、とキリシュタリアは言った。
気になるのは、『デイビットとの旅路』が描かれなかった点だ。
そもそも特異点の順番も、多少入れ替わっている?
この状況は一種のシミュレーションに近いのだろうし、相手や状況によって少しずつ差異が生じることもあるのだろうか。
それともデイビットだけは単独で攻略したとか? うーん、まだよくわからん。よくわからんランキングクリプター部門、現時点トップはデイビット。

 
 
 
 

 
 

プレイ日記19(オリュンポス・始) 絶海を突破したその先に」でキリシュタリアが彼の本名を呼んだ意味も、ようやく明らかになった。
ペペロンチーノの特殊な立ち位置と、キリシュタリアとの信頼関係の強さは、ここにあったワケか。ペペロンチーノはスゲェな。神通力って半端ねぇや。


そして、これらの回想で、ようやくキリシュタリアの人間像も固まってきたような気がする。
カドックは「へったくそな軽口」とキリシュタリアの冗談を気安くdisった。
オフェリアはキリシュタリアの様子について、「人が違ったように素直で、穏やか」と語った。
ヒナコは「めちゃくちゃ話しやすいタイプじゃない」とボヤき、蘭陵王に似ているとまで言ってくれた。
ベリルとは少しヒリヒリした距離を保ったままで、ペペロンチーノは彼の努力に気付いてくれた。
Aチームそれぞれと築いたであろう絆は、おそらく無かった事になっている。その事実に対してキリシュタリアがどう考えているのかまでは、まだ明言されていないが……察することは既に出来る。
怖ろしいほど強い男だ。だけど想像していた以上に人間臭くて面白くて、器用すぎる一方である方向では不器用な男でもある。
できれば彼とは敵として対立するのではなく、別の道を行くだけで終わらせたいけど……そういうわけにも、いかないんだろう。


 
 
次回>>「プレイ日記30 『余分なもの』のために生き


 
 
  
  

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Author:SION
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