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FGO第二部 Lostbelt No.6.5 プレイ日記06 ありきたりなあなた

  
  

投稿日:2022年6月16日


 
 

6.5章の物語を読んで、改めてサロメの幕間etcを読み直しにいった。
幕間は実装した頃に即クリアしていたし、バレンタインイベントも初登場時から二度三度と読み直していたはずだが、6.5章でのサロメを踏まえると改めて感じ入るものがある。
色々な場面で彼女が度々語っていた「我慢する」という宣言は、いつか来る決壊の時に向けての予告のようなものだと以前は思っていた。だが実際には、言葉通りの意味でしかなかったのかもしれない。
サロメは今も昔も、ただただ頑張って「我慢」してくれているんだな……と今更気付いて、サロメの強さと己の浅さに少し泣く。
 
 
 

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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています

 
 
 
 

逃走劇の結末

失われるもの、残るもの

 

 
 

ひとりまたひとりと、主人公救出のために動いてくれたサーヴァントたちが戦い抗い消えてゆく。
この決死行が始まった時点で、最後にはきっとこうなってしまうのだろうとわかってはいたけど、やっぱり辛い。こういうのは辛すぎる。
こんなに苦しむくらいなら、最初から彼らのことなんて好きになりたくなかった……。無理だろうけど……。

どうあっても英霊には叶わないであろう名も知らぬ彼らが、自分たちの全てを賭けて主人公のために全力で頑張ってくれるのが、本当に眩しくてカッコいい。
そして彼らの努力と献身があったからこそ主人公が前に進めていること、彼らの残した輝きはちっぽけであっても確かにそこにあったということに、どうしたって胸は熱くなっていく。

 
 
 
 

 
 

一方で復讐界域側に立たされたサーヴァントの中にも、百貌のハサンのように『叛逆』を強いられていることへの抵抗を覚えている者もいるようだった。
ヨハンナもそんな話をしてはいたけど、最も思想が過激そうな復讐界域に所属する者ですら、そういった抵抗感を持ちうるのか……。
植え付けられた叛逆や復讐の念に完全に酔ってしまえたなら楽だろうに、これもまた痛々しい。
百貌のハサン、出番の尺自体は短かったしそこまで目立った活動ができたというほどでもなかったけど、良いキャラをしていたな。

 
 
 
 

 
 

 
 

もはや誰もが限界となりつつある決死行。唯一最後まで残っていたライダーも力尽きかけているし、協力してくれたサロメの理性も着々と危うくなっていく。
ヨカナーンへの愛で狂いそうになりながら、サロメは自分の意思で何度も何度も踏みとどまり、抗ってくれていた。それは痛々しいモノローグで再認識できた。
そしてライダーから見ても、そんなサロメの努力は伝わっていたのだろう。
「頼むから……耐えてくれ」という言葉は、今までサロメが我慢していたことをわかってくれていたからこそ、出た言葉だったのだと思う。

……バーサーカーであるサロメの、他人には計り知れない苦悩と努力とを、ライダーが気付いた上で信頼してくれたことが純粋にとても嬉しい。
サロメがめちゃくちゃ頑張っていることを理解してくれて、本当にありがとう、ライダー。
何から何まで本当に世話になったし、すごく良い奴だったよ……。ライダー……。

 
 
 
 

謎まみれ元アラフィフ

 

 
 

名もなき七騎の献身、サロメの努力。
心身共に熱くて忙しない、そんなタイミングで、なぜか唐突にモリアーティタイム。
こっちはこっちで興味深いけど、ここで? なんでさ!?
今、メッッッチャ忙しいんですけど!!

このタイミングで唐突に主人公が眠ってしまったのは気力体力の限界というわけではなく、いわゆるレムレム現象……?
モリアーティの話振りからすると、彼の方からコンタクトを取って、会話の場を設けてきたらしい。何もこんな忙しい時に……ブツブツ……。
夢なので特定は無意味だろうが、背景も見慣れない場所だな。酒場やバーっぽい感じ?

 
 
 
 

 
 

モリアーティとの会話からは、いくつか興味深い新情報も得られた。
「モリアーティは特異点と無関係」「特異点の核は、資格と動機のある復讐」あたりの発言は、特異点攻略の重要なヒントになりそうだ。
信頼性に欠ける情報源だが彼の発言が真実だとすれば、サーヴァントたちのマスター≠モリアーティとなるわけで、『大量のサーヴァントに“叛逆”を植え付け、聖杯三つを巡って戦わせている』マスターや、この舞台を用意した黒幕(仮)は別にいるってことか?

 
 
 
 

 
 

もうひとつ気になるのは、ここでモリアーティがわざわざ接触を図ってきた理由。
『異星の神』の裏をかいて、こっそりカルデア側に協力してくれるつもりなのでは……と漠然とした期待を抱きつつあったが、「和解はない」とバッサリ切られてションボリーヌ。
チェッ、ソッスカ……。なら話しかけてくんなよな!

だが、言動からして『異星の神』に完全な忠誠を誓っているわけでもなさそう。
過去の例であるリンボや村正からして、わりとフリーに動いている奴も多かったしな……。
ってか、使徒ってどんどん追加可能なのか? 今回モリアーティが急に登場しただけでビックリしたんだが、そのあたりどうなってんの??
そして「席を譲る」だの「二度目の裏切り」だの、何の話? えっ、モリアーティってカルデアマスターの座を狙ってんのか……?? 多分違う。

 
 
 
 

恐ろしく、美しく、頼もしい

 

 
 

謎がひたすらに増えて終わった気がする夢からも覚めて、彼らの逃亡劇はクライマックスを迎える。
サロメは最後の最後まで付き合ってくれた……。
我々の予想に反し、一時は完全に幻想に囚われるも一転「ヨカナーンではない」という結論にサロメが至ったことにもビックリしたが、その上で彼女が主人公に寄り添い守り続けてくれたのにも驚かされた。
驚きはしたけど、結論に至る経緯もサロメの行動も全ては自然な流れの中にあり、変に都合が良すぎるわけでもない。
一連のサロメの感情の動きについて、こまめにモノローグで丁寧に描いてくれただけあって、すごくわかりやすいし感情移入もしやすかった。

 
 
 
 

 
 

サロメの言葉、最後の姿、主人公に何も残さずに消えようとした慎ましさまで、何もかもが美しい。
「ヨカナーンではない」主人公への印象が、最後に「ありきたりの、とても素敵な方」として締めくくられる様なんて、上品で慎み深くも多くの感情が詰め込まれた結論として言葉選びが絶妙すぎる。
そうか……。決してヨカナーンではなく、ごくありきたりの普通の人間でありつつも、「とても素敵」か……。はぁぁぁ…………。
……と、このやりとりを振り返る度に何度でも沁みていく。

 
 
 
 

 
 

サロメの物語上の立場は、『主人公に惹かれ、助けてくれた後に消えてしまう劇場版ヒロイン系』という意味でたとえばアトランティスのコルデーあたりと近いポジションでもあったが、最期の姿はむしろ真逆だった。
サロメと主人公に与えられた時間は短くて、常に狂気と脅威が傍にあったが、彼女は最後までそれらを誤魔化そうと努めていた。苦しみも傷も隠しきろうとしたサロメの痛ましくて美しい努力を、たとえばライダーなんかは気付いてくれていただろうし、きっと主人公も薄々わかっていたとも思う。
その上で、彼女を解放するのではなく「もう少し頑張ろう」と信頼を寄せる関係がとても良かった……。
限られた時間の中で、サロメもあの七騎も、短い時間であっても全力で彼ららしく生き抜いたのだと思う。
改めて、どいつもこいつも良いキャラだったよな……。もう振り返ることしかできないのが辛いけど、彼らが遺してくれたものは確かにある。

 
 
 
 

 
 

サロメが主人公に向けていた想いについて、クリームヒルトは「愛でも恋でもない、憐憫に過ぎなかった」と言い捨てた。
実際にそうだったのかもしれないし、もっと深くて複雑な情だったのかもしれない。
どんなものだったとしても、「彼はヨカナーンじゃないけど、素敵な方だった」と思ったこの記憶は、今のサロメだけのものだ。儚くて残酷で、美しい物語だった。

そもそもの話をすると、節タイトルからしてサイコーじゃなかったか?
第六節『あなたの首が欲しいのかしら?』からの第七節『あなたの首なんて欲しくはないの』とタイトルに付けたセンス、素晴らしすぎて百点満点。アンタが優勝。

 
 
 
 

王道界域から再出発

カール大帝の正体

 

 
 

 
 

プレイヤーは未だにサロメの生傷でグスグス凹んでいるが、特異点修復のための作業は今からがようやく本番で、自由な時間もさほど無い。
主人公があまりサロメに言及しないのも、それがわかっているからこそなのか……それとも、サロメの最期について察しているからか。

センチメンタルな感情を引きずってしまう読者を代弁するように、カール大帝(仮)が決死行で消えた者たちについて尋ねてくれた。今はもっと話すべき優先事項が山ほどあるだろうに。
この言動だけを見ても、カール大帝(仮)が良くも悪くも非情になりきれない、トップとしては情がありすぎて優秀と言い切れない人物だとよくわかる。
でもそういう人の方が好感は持てるよ。

 
 
 
 

 
 

 
 

ってことで、隠しきれないので御披露目!
カール大帝(仮)こと、ドンキホーテ・デ・ラ・マンチャ
そして従者のサンチョ・パンサ
二人揃って、この特異点では貴重な人理側のサーヴァントだーッッ!!

純人理鯖としては、囚人仲間なシートン(仮)に続いて二騎目?
アストルフォとローランは一応『叛逆』鯖でありつつ、ドンキホーテたちに誘われて『人理』に就くのを良しとしてくれたっぽい。
叛逆具合に個体差があると聞いてはいたけど、そこまで明確に抗うことも可能なんだな。

 
 
 
 

新しい仲間たち

 

 
 

 
 

正体を隠していた昔も明かした今も、ドンキホーテはウマ娘サンチョに尻に敷かれている感がある。
讃える姫君成分が混ざっている故に頭が上がらない、カカア天下的微笑ましい関係性なのかなとも思ったが、カドックが軽い懸念を見せるとなると……この関係故に、今後何らかの“歪”が生じる危険もあるのだろうか?

念願の人理側、安心して協力できる陣営を発見して腰を落ち着けることができた、と安心するにはまだ少し早いのかもしれない。
ただ、少なくともドンキホーテはシンプルに善良な人に思えるんだよな。
そんな彼と組んでいる以上、サンチョも決して悪人ではないと思いたいが……。

 
 
 
 

 
 

 
 

何はともあれ、仲間と拠点はそれなりに整った。今日から俺たちは王道界域の一員、『カール遊撃隊』だ!
活動開始となる初日、組まされたのはまさかの徐福ちゃん剣ディルムッド
特に驚かされたのは、もちろん徐福ちゃんの存在だ。先日のギル祭に続いて、今回も新しいバージョンの立ち絵での登場ときたか……!

あっちはあくまでもサヴァユニのスペース徐福ちゃんだったが、今回は『叛逆』を植え付けられている側っぽいが汎人類史の徐福その人(のはず)。
しかもよく見ると、衣装がちょっと違うよな? 立ち絵の角度はスペース徐福と同一だが、カラーリングや細部の装飾はサマーキャンプの元祖徐福に近いものになっている。
こ、これは……!
これはもう、決まったと言っていいでしょう!
いいですよね!?
来るんですよね!!??


 
 
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Author:SION
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