
デレステの「個人的なオススメコミュを紹介していく」企画。
ネタバレ控えめの紹介編・ネタバレありで見所を語る感想編、の2つに分けて紹介していく予定だ。
感想編では、完全に私の主観で感じたものを語ってみる。
それぞれのアイドルを、それぞれの担当Pほど詳しいわけではないので、多少の“イメージのズレ”があるかもしれない。
今回のテーマは「Kawaii make MY day!」イベントコミュについて。
※感想編は内容に直接触れるので、ネタバレに要注意
輪っかになって作戦会議です

冒頭いきなり、一枚絵ドォーン!
今回の報酬でもある、SR法子の特訓前。
原宿でクレープを食べる三人の、満面の笑顔がかわいらしい。
法子のクレープには、忘れずにドーナツが「ちょい足し」されている。
この「ちょい足し」というキーワードが、今回のコミュに肝にもなってくる。
超序盤から丁寧に伏線が貼られていることがわかるな……。


そんな三人と同じ原宿に、偶然立ち寄っていた美嘉。
彼女がファンから声をかけられている姿を見て、有香は小さな悩みを抱く。
だが、ここで有香が抱いたものは、決してただの劣等感ばかりではない。
美嘉の魅力やアイドルとしてのオーラ、女子力に憧れを抱きつつも、「あたしも昔よりちょっとだけ可愛くなれてるかなって思うんです。プロデューサーさんたちのおかげでっ」という台詞からは、前向きで明るい彼女の感情がよく伝わってくる。
その上にある、「もっと可愛くなりたい」いう願いと向上心。
純粋で、年相応で、キラキラとした想いを三人共が持っていることを再確認した彼女たちは、早速行動に移る。
うーん、既にKAWAII。応援したくなる。


ところで……。
今回のゆかりカワイすぎ大問題すぎない???
普段はPにもアイドル仲間に対しても敬語が多く落ち着いた振る舞いのゆかり。
そんな彼女が仲良しの友人を前にして、「大好きっ」とか「えへっ」とか、普通の女の子っぽい言葉を当然のように使っている姿が、ともかく可愛すぎて引っ繰り返るレベル。
あ゛あ゛あ゛浄化されていく……。
可愛さ世界遺産レベルジャン……。


美嘉に相談したゆかり。
一方で、法子はまさかのマスタートレーナーさんに、堂々と相談していた。
あまり物怖じし無さそうな有香&ゆかりですら驚くレベルの大物相手に、迷いも遠慮もなく話しかけるとは……。
もちろん「可愛い」はアイドルに繋がる要素でもあるので、トレーナーさんに尋ねることが間違っているワケではないだろう。
しかし、四姉妹のトレーナーの中からズバリ長女を選ぶ度胸はスゴイ。大物の器を持っている。
法子のこのコミュ力というか、相手の懐に巧く入り込む力はスゴいよな……。
ほとんど計算も無く、かといって緊張が無いわけでもなく、自然と馴染むことができるあたり、これはこれで一種の「天然」モノなのかもしれない。
個人的には法子と時子さんのコンビとかもスッゲー好き。KAWAII。
あの手この手でリノベーション


ゴスロリゆかり……アリだよ。メッチャあり。ぜひ観てみたい。
色々と見ては回ったけれど、慣れていないせいか、あまり巧くはいかない。
特に有香の緊張が強いようにも見える。
生来の真面目さ年上なりの責任感もあって、少し無理をしているのかもしれない。
今の時点では、結局見逃すしかなかった美容院やショップ。
この後に、またも登場することになる。
今回のコミュは、本当に伏線が細かいというか、貼り方が丁寧に思えて好印象。
「意外なアレが再登場」ってのは燃え展開。


マストレといい美嘉といい、迷わず素直に師事できるところも、メロウ・イエローの長所だろう。
そして、この時のカフェでの会話から、「ちょい足し」というキーワードが再び登場した。
無理に一気に変えるわけではなく、少しだけ盛ってみる。
すなわちちょい足し。クレープにドーナツ。
できたてのカワイイ

ヒエエ~~~~~。
(カワイすぎて腰を抜かす)
服を早速着てみるのも、Pに見せる案も、最初に提案したのはゆかりだった。
このあたりにも、ゆかりの成長を感じる。
ちょっと天然で肝が据わっていて、それでも自ら動こうとしている様が、頑張っているなと思えて微笑ましい。


一方の有香には、まだ少し“気負い”が残っている。
それは彼女が「可愛い」に対してそれだけ真剣で、憧れているからこそだ。
理想だからこそ不安も大きくなってしまうのだろう。
そんな有香の恥じらいや不安を、二人は受け止めてくれた。
うーん、良い関係性だ。年は違えど、それぞれをフォローし合える、良い仲間だ。
そして「はむっ」する法子もゆかりも、「はーむっ」する有香もカワイイ。
擬音まで可愛すぎる……。
リボンぎゅっとかわいくなーれ


様々な伏線が回収されて、彼女たちなりの「ちょい足し」の結論に至る。
そして、今まで三人を応援していた人々からPへと繋がっていき、新曲「Kawaii make MY day!」へ辿り着いた。
美しい結末だ……。
起承転結も見事だし、細かな伏線の回収も定番ながら安定感のある構成だ。


可愛い三人が、自分たちの知恵と行動で「可愛い」を追いかけた物語。
その努力をPたちが見ていたからこそ、生まれた新曲にまつわるエピソード。
短編漫画を読み終えたような、スッキリさっぱりとした読後感が本当に気持ちがいい。
少女たちのかわいらしい青春劇を見た、という気分だ。
とはいえ、もちろん彼女たちの物語はここで完結したわけではない。
これからも、きっとまだまだ続いていくはずだ。
有香とゆかりと法子、それぞれの今後も本当に楽しみにしたい。
そして、またメロウ・イエローとしての新たな話も、ぜひ見てみたいと心から思う。
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