
ビルドレベルをアップしていく中で、住民の女の子リズから「自室を作って!」と頼まれた。
ラクをするためにシドーの隣に部屋を作った、そこまでは良かったのだが……作った場所がちょうど、“みんなで会議をしがちな場所”になってしまった。“拠点バトルが開始する場所”でもある。
イベントの関係者がワーッと集まった際、必ず数人はリズの部屋の中に入っている。もしくは塀の上に立っている。
何かある度に土足(予想)でドタバタと人の部屋を出入りする大人たち……。
シュール。そしてすまんリズ。
だいのうえんへのみち その3
大樹の復活を目指して


マギールさんに代わって、チャコから新しいミッションを提示された。
ヒババンゴに思いっきり破壊されてしまった大樹を、イチから作り出そうという。
正直無茶が過ぎるだろう……とも思ったが、大樹はいにしえのビルダーが作ったものだったという。ならば主人公にも出来るかもしれない、という話だ。
いにしえのビルダー……。からっぽ島といいモンゾーラといい、よく名前が出てくるけれど、いったい何者なんだろう?
おそらく同一人物を指している、んだよな?
からっぽ島で最初に話題になった際は、私の中では「前作の主人公(エンディング後のすがた)のことかな?」とボンヤリ想像していた。
しかしここまで作中の物語に大きく関わってくるとなると、前作主人公のフレーバーを残す“シリーズサービス登場”的なものとも思い難い。ような気がする。
大樹の情報


枯れてしまったかつての大樹の情報を、色々なモンスターから集める。
みみずん、トマト農園のオーク、おおねずみ……。
この島で関わってきた、人間に良心的だったモンスターたちが少しずつ協力してくれる。ちょっと胸熱。
特にトマト農園のオークは、何度も何度も情報をくれた。世話になりまくった。
チャコたちやマギールさんに次ぐほどのメイン級のキャラクターといっても良いんじゃないか?
なんだよ、一緒に拠点に来いよ……って思うけれど、コイツはこの場所に愛着があるのかもしれない。
コイツのために、この場所にトマト農園を復興させてやるってのもアリかもしれないな。
自己満足に近い話だが、夢がある。
前作では毒に汚染された大地や水を全て浄化させるプレイヤーもよく居たと聞く……。
風のマント

オークたちに教えてもらった目印のかんばんを読むと、こんな文章が書かれていた。
誰が書いたのかは謎だが、なんかこうグッと来るな……。
そしてこの場から既に、紫色の霧の向こうにウッスラと何かが見えている。
どれだけ距離があるのかわからないけど、今まではここから向こう側に行く術はなかった。
マギールさんに貰った風のマントがあるからこそ、初めて向こう側に行くことができるようになったはずだ。
さぁ……緊張の、初めての飛行だ。
どっかで練習しておけばよかったんだが、特に試さないままぶっつけ本番を迎えることになった。
や……やったらァッッ!!(セーブ)

ッッ……飛んだーっっっ!!!
飛んでる、ボクたち飛んでるよ!!
シドーはどうなるのかと心配だったが、足(?)にぶら下がっているらしい。
置いていく羽目には陥らず、とりあえず一安心。
風のマントはひとつしかないから、こういう格好にならざるを得ないのだろう……と納得していたが、その後他の住民たちは平然と“風のマント”を量産して使いまくっていることを知って愕然とするのだった。
なぜシドーだけ使えないんだ?
物作りに続き、破壊のチカラの悲哀ってやつなのか……?
かつての大樹


離れ島に飛び込むと、多くのモンスターたちが待ち受けていた。
モンスターたちは移動手段を持っていたのか。
しかも今や、枯れた大樹の周囲は「モンゾーラにおけるハーゴン教団の聖地」とされているらしい。
更に更に、あのババンゴの実を生み出しているのも、枯れた大樹自身だということが発覚した。
なんてこった……!
名前も色も似ているし、てっきり総督ヒババンゴさまが生み出しているのかと思っていた。


雑魚を一掃し終えて、大樹の中心で輝く光(こぎたない光byシドー)に話しかける。
どうやら、大樹に残っていた最後の意識……みたいなものだったらしい。
完全に死ぬことも出来ず、ババンゴの実を生み出し続けている現状を、憂いで苦しみながらも半ば諦めていた……といった感じか。
大樹の頼みで、金色の樹皮をすべてはぎとる。
はぎとったことで、枯れた大樹の生命は「破壊」された。


大樹は主人公を信じ、新しい緑の誕生を夢見ながら消滅していった。
最期に、「創造と破壊」について語ったのが印象深い。
破壊といえばシドー。そして創造といえばビルダーや主人公だ。
創造がなければ破壊もないし、破壊があるからこそ創造もあるのだし……ってのは、言ってしまえば『ありがちな論理』だ。だが、本作の方針として、ありがちな扱い方や単純な割り切りは行わないように思う。
このあたりの考え方や「創造と破壊」について、本作ではどういう物語を描いていくのだろう?
その結果、主人公やシドーたちは、どんな結末を迎えるのか?
まだ現時点では、形も何もわからない。
ただ、大樹の話を聞く限りでは、“破壊を否定はしない”というのがテーマであるように、現時点でもうっすらと思えた。
シドーの存在もあるし、どうしても破壊=ヨクナイもの、と決めつけるのは違うような気がする。
とはいえ、まだまだ「なんとなくの印象、感想」だ。今後どうなってくるのかは、まだ全然見えない。
新しい大樹
大樹の設計図

拠点に戻り、アラヨッと“大樹の設計図1”を描いた主人公。
チラッと見ただけでも、必要素材の多さにゲンナリする。
ヒエェ……。風呂作りやトイレ作りの比じゃねぇぞ?
見ただけではよくわからない素材まで混ざっていた。
設計図通りに置いておけばいいだけとはいえ、この物量はキツい。
位置が少しズレただけでも機能しなくなるし、こまめな確認も必要だろう。
しかもまだ「設計図1」か。先が長そうで、気が遠くなってきたッ……!


……と、その時!
まさかの救いの手!!
なんと、ドルトンたちが設計図の組み立てを手伝ってくれるらしい。
しかも材料まで用意してくれると言い出した。
え……マジかよ……。
マジかよ。
マジかよ!!!
驚き&喜びで、二度見三度見する俺。
ドルトンの髭が輝いて見えてきた……!


拠点レベルがマックスになった際に表示された、「住人たちがとてつもないモノづくりにめざめそうだ…!」という表記は、この時のためにあったのか……!
設計図さえあれば、住民が建築を手伝ってくれる。
材料を全て集めてくれた件は、さすがに『メインシナリオだからこそのサービス』って感じだったのだろうが、ともかく非常にありがたい。
大樹の設計図をチラ見しただけで気が遠くなっていた俺には、マジで救いの神々に見えた。
ビルダーズ2SUGEEEEEEE!!
あと住民の作業速度HAEEEEEEEEEE!!!

本作での住民たちは食事や農作や風呂など、細かい生活をしている姿を眺めるだけでも楽しかった。
前作での様子は既にちょっとうろ覚えだけれど、ここまで行動が細かくはなかったはずだ。
行動AI(でいいのか?)の発達が半端ない。
そのお陰で、個人的には前作以上に『キャラクターへの愛着』が湧いていく実感があった。
前作は『“出来の良いストーリーと、それに関わる魅力的なキャラ”への愛着』といった感じだったが、今作は少し違う。
もちろん今作でもそういった要素はあるのだが、ざっくり言うと、『良いストーリーに関わってこなくても、キャラへの愛着』が湧くようになった。モブや半モブ的立ち位置の村人まで愛おしく思えている。
……更に、更に。
この段階で、設計図作りをメチャクチャ手伝ってくれる彼らに対して、『手伝ってくれることへの好感度』まで積み重なってきた。
つまり……好感度マシマシでヤベーってことだ!
モンゾーラの住民たち、どいつもこいつも超最高だ!!
全員からっぽ島で面倒見てやらあァァッ!!
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